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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.10.Mon
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2007'03.02.Fri

フリースケール、大容量の組込みFlashを搭載した車載向けマイクロコントローラを提供

フリースケール、業界最大容量の組込みFlashを搭載した
車載向けマイクロコントローラを提供

高度なパワートレイン・アプリケーション向け、3MB Flashメモリ搭載
Power Architecture(TM)テクノロジに基づいたMPC5566マイクロコントローラ


 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:高橋恒雄)は、車載向け半導体のリーディング・プロバイダであるフリースケールのマイクロコントローラ(MCU)技術をさらに発展させ、次世代のパワートレインの設計における燃料効率の革新や他の車載制御アプリケーションに大きく貢献します。
 今回、フリースケールのフラッグシップ製品Power Architecture(TM)テクノロジに基づいたMPC55xx車載向けコントローラ・ファミリに、32ビット・マイクロコントローラとしては初めて3MBものFlashメモリを搭載したMPC5566を追加いたしました。

 MPC5566マイクロコントローラは、現時点では業界最大となる組込みFlashメモリを搭載しています。車載向けアプリケーションでは、より大容量の組込みメモリが求められており、このニーズに対応したMPC5566は、燃料効率を高め、有害物質の排出を抑制する、先進のパワートレイン・エンジン制御システムを可能にします。大容量の組込みFlashメモリを搭載により、メモリ容量を求められる高度なエンジン制御機能をサポートし、高性能ソリューションをアプリケーション開発者に提供します。

Strategy Analyticsのオートモーティブ・エレクトロニクスのアナリスト Mark Fitzgerald氏は、次のように分析しています。「パワートレイン・アプリケーションは、車載向け電子部品にとっては最も厳しい環境だと言えます。
 車載電装メーカが求める厳しい性能と効率の条件に適合できる、信頼性と性能が高いマイクロコントローラを供給できる半導体サプライヤでなければ、パワートレイン市場で成功することはできません。」

 MPC5566コントローラは、MPC55xxファミリの7番目の製品です。このファミリは、現在のコントローラ・ソリューションと比較して大幅に性能を高めており、高性能アプリケーションへのスムーズな移行パスも保証しています。
 この拡張性に優れたパワートレイン・コントローラ・ファミリは、ピンおよびコードの互換性を持っているため、複数のアプリケーションにおいて同じコードを再利用することができます。

 フリースケールのマイクロコントローラ・ディビジョン副社長兼ジェネラル・マネージャー マイク・マックコートは次のように述べています。「フリースケールは、車載向け温度範囲に対応した大容量なFlashメモリを他社に先駆けて提供し、業界初の3MB大容量メモリを実現しました。車載および組込みFlash技術におけるフリースケールのリーダシップは、当社のパワ
ートレイン・コントローラ・ポートフォリオが実証しています。フリースケールは、今後もPower Architectureプラットフォームの改善を続け、次世代のパワートレイン、セーフティ、およびテレマティクスの設計に必要となる技術を自動車業界に提供していきます。」

 MPC55xxファミリは、Power Architectureテクノロジに基づいた電力効率に優れたe200コアを搭載しています。Power Architectureテクノロジは、パワートレイン・アプリケーションの業界標準アーキテクチャとして急速に普及しています。 2006年2月には、STマイクロエレクトロニクスとフリースケールが、Power Architectureテクノロジに基づいた32ビット車載向けマイクロコントローラの共同開発に関する協業を発表しており、これらの製品に対応したデュアル・ソース・オプションおよび90nm製品の開発計画も明らかにしています。また2004年にはゼネラル・モーターズ(GM)が、世界中で生産するGMのパワートレイン・エンジン制御システムにMPC55xxファミリを採用することを発表しています。

 自動車業界向けマイクロコントローラのナンバーワン・サプライヤであるフリースケールのマイクロコントローラは、多くのパワートレイン・デザインに採用され、賞賛を得ています。2006年の「International Engine of the YearAwards」では、12部門で受賞したエンジンにフリースケールのマイクロコントローラが利用されていました。


MPC55xxファミリの特長
・Power Architectureテクノロジに基づいたe200コア
・可変長エンコーディング(VLE)により、コードを最大30%圧縮、コード密度を
 改善してメモリ要求量を削減
・最大32Kキャッシュを確保(製品による)
・DSPおよび浮動小数点演算に合わせて設計されたSIMD(Single-Instruction/Multiple Data)モジュールにより、自動コーディングや、ノック検出などの機能統合を強化
・ECC(Error Correction Coding)およびRWW(Read-While-Write)機能を備えた最大3MBの組込みFlashメモリを搭載
・最大128KBのECC機能付きスタティックRAM(SRAM)を搭載
・最大88倍速I/Oチャネルにより、点火やクランク角度測定などの複雑な
 タイマ機能に対応(最大eTPUx2とeMIOSx1)
・通信インタフェース: FlexCAN(最大x5)、eSCI(最大x2)、DSPI(最大x4)
・5V変換レンジ対応40チャネル・デュアルADC
・MPC5567にFlexRayコントローラを搭載
・MPC5553、MPC5566、およびMPC5567にEthernetコントローラを搭載
・FM-PLL、最大64チャネルのDMAコントローラ、最大401のソース割込みコントローラ、Nexus IEEE-ISTO 5001-2003 Class 3+、5/3.3V I/O、5V ADC
・208MAPBGA、324PBGA、および416PBGAのパッケージ・オプション(利用可能なパッケージは製品による)

供給
 MPC5566およびMPC5566EVB評価ボードは共に、すでにサンプル出荷を開始しています。製品の詳細については、http://www.freescale.com/files/pr/mpc5566.htmlのWebサイトをご覧ください。


フリースケール・テクノロジ・フォーラム

 9月13日(水)に目黒雅叙園にてフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF: Freescale Technology Forum)を開催します。FTFはフリースケール・セミコンダクタが世界規模で開催する総合技術フォーラムです。
 2005年には米国、日本、ヨーロッパで開催し、4000人以上が参加しました。FTF Japanも数百名もの参加者を迎え盛況を博しました。
 詳細についてはhttp://www.freescale.co.jp/event/ftf2006/index.htmlをご覧下さい。


フリースケール・セミコンダクタについて

 フリースケール・セミコンダクタ・インクは、自動車用、民生用、産業用、ネットワーキングとワイヤレスマーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。
 2004年7月にニューヨーク証券取引所に上場しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界30カ国以上の国で、半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。フリースケールはS&P500Rのメンバーであり、世界的な大手半導体メーカーです。2005年度の売上高は58億ドル(USD)でした。
 詳細は、http://www.freescale.comをご覧ください。


媒体読者からのお問い合わせ先:
テクニカルインフォメーションセンター
Tel: 0120-191014
Email: support.japan@freescale.com


 FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、フリースケール社の商標です。
 文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
 Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。

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