日立、コンサルティング事業強化でビジネスソリューション事業部を日立コンサルティングに集約
コンサルティング事業体制の強化について
情報・通信グループのコンサルティング機能を日立コンサルティングに集約し競争力を強化
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学/以下、日立)は、コンサルティング事業の強化にむけて、情報・通信グループ内で業務・ITコンサルティングを主に担当しているビジネスソリューション事業部を2006年10月1日付けで株式会社日立コンサルティング(代表取締役社長兼CEO:ポール 与那嶺/以下、日立コンサルティング)に集約します。これにより、日立コンサルティングは、日立グループにおいて、顧客の経営・業務課題の解決を情報システムで実現するトータルソリューション提供の一翼を担うコンサルティング事業の中核会社として、業容の急速な拡大を図ります。
日立は、これまで、国内におけるコンサルティング部門として、1990年2月にビジネスシステム開発センタ(現情報・通信グループ ビジネスソリューション事業部)を設立し、主として業務・ITコンサルティングを行うほか、システム開発技法を開発するなど、SE部門と連携し、顧客のニーズにあった情報システムの実現にこだわったコンサルティングを行ってきました。また、2002年7月には株式会社エクサージュを設立し、主として経営・業務コンサルティングを行ってきましたが、2006年4月3日付で同社を株式会社日立コンサルティングに社名変更するとともに、ポール与那嶺を同社の代表取締役社長兼CEOに起用し、コンサルティング事業の強化を図ってきました。今回の事業体制強化は当面は日本を中心に、将来は中国およびアジア地域も視野に入れたコンサルティングサービス企業としての競争力を強化するものです。
今回の集約により、日立コンサルティングは、現在の90名体制から約400名体制となります。今後、さらに、経験者採用も含め、積極的にコンサルタント人員を増強し、2006年度末には500人、2008年度中には1,000人体制とする計画です。
日立コンサルティングでは、経営・業務・ITのプロフェッショナルなコンサルタントが日立グループの強みである豊富な実業経験を活かしつつ、顧客の経営課題に踏み込んだコンサルティングサービスを提供します。さらに日立のSE部門と連携してそれらのコンサルティングの結果を情報システムで実現するまでを含めたトータルソリューションを責任をもって提供します。
日立コンサルティングは、日立グループにおけるコンサルティングの中核会社として、ビジネスコンサルティングからシステムインテグレーションまでを一貫して提供するBSI(Business Consulting and Systems Integration)モデルをリードします。また、日立グループがこれまで研究・開発や事業展開を通じて培った多くの先端技術や業界・業務ノウハウと日立コンサルティングが持つコンサルティング事業の融合による先端的なソリューションの提供にも力を入れて行きます。
日立は、日立コンサルティングを中核に、日本発のグローバルコンサルティング会社としての業容の急速な拡大を図り、2008年度にコンサルタントを国内外あわせて3,000名体制とすると共に、グローバル化を加速している顧客企業に対し、国内外でシームレスなサービスを提供していきます。
【 株式会社日立コンサルティングについて 】
会社名:株式会社日立コンサルティング
設立時期:2002年7月1日(2006年4月3日、株式会社会社エクサージュより社名変更)
資本金:4億円
代表者:代表取締役社長兼CEO ポール与那嶺
本社所在地:東京都港区六本木一丁目6-1 泉ガーデンタワー7F
業務内容:日本及びアジア地域における経営戦略、事業戦略、IT戦略等のコンサルティング事業の推進
従業員数:90名
以 上