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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.07.Fri
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2007'03.09.Fri

日商エレクトロニクス、日本IBMと協業し「Virtual Iron スターターキット」を発売

低価格かつ容易に仮想化環境を実現するソリューション

Xenベースのソフト「Virtual Iron」とIBMのサーバーを組み合わせて提供


 日商エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:辻孝夫、東証一部9865 以下、日商エレクトロニクス)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)と協業し、日商エレクトロニクスが代理店契約を締結しているサーバー仮想化・管理ソフトウェアである「Virtual Iron(バーチャルアイアン)」とIBMのサーバー製品およびストレージ製品を組み合わせた「Virtual Iron スターターキット」を10月1日から出荷開始いたします。Virtual Ironはオープンソースの仮想化技術であるXenをベースにしているため、低価格にエンタープライズ・クラスの仮想化環境を構築することが可能であり、最小構成で定価398万円(税別)からの提供となります。また、最速でわずか15分での初期セットアップが可能です。

 Xenはx86サーバーの仮想化技術として2002年に英国ケンブリッジ大学で開発が始まったオープンソースプロジェクトです。オープンソースプロジェクトは一つの企業が開発する製品と異なり、複数の開発者が自由に参加し協同で開発に当たるため、品質向上のスピードが速く、特定の企業の意向に左右されず柔軟に機能が拡張できるという特徴があります。IBMは早い段階からXenプロジェクトを強力に支援しており、さまざまな部分にわたってXenに貢献しています。

 最近では、分散した複数のサーバーを統合し、集中して管理することでIT資源を有効活用し、運用コストを削減する仮想化への需要が高まっています。x86サーバーの仮想化技術は、これまで1台の物理サーバーを論理的に区切り、複数のオペレーティングシステム(OS)を同時に起動する技術が一般的でしたが、最近では仮想環境の効率管理を実現する全体最適化の機能が求められてきています。

 Virtual IronはXenをベースとして、企業の厳しい要求に応えるパフォーマンスや信頼性、柔軟性、利便性を向上させる先進的な機能を付加した仮想化ソフトウェア製品です。1台の物理サーバーの上に複数の仮想サーバー環境を稼動させるだけでなく、異なる複数の物理サーバーに存在する仮想サーバー環境を動的に管理することが可能です。たとえば、負荷状況に応じて、稼動中のアプリケーションを停止させることなく他の物理サーバーへ仮想サーバー環境を移動させる機能や、障害発生時に仮想サーバー環境をバックアップサーバーへ移動し自動障害復旧を行う機能、ポリシーに応じた動的配置など仮想化環境の効率管理を実現します。

 今回、両社はVirtual Iron for XenとIBMのサーバーおよびストレージ製品を組み合わせることで、お客様が簡便に導入可能な検証済みのソリューションを提供します。


 ソリューションの特徴は次のとおりです。

1.容易な導入:わずか15分で仮想化環境の初期セットアップが完了

2.優れたパフォーマンス:Virtual Ironが提供する高速化ドライバによってI/Oボトルネックを削減

3.Intelの仮想化技術 Virtualization Technologyを標準サポート。

4.OSやアプリケーションの修正を伴わずに利用可能*(注2)

5.仮想化環境の管理性を向上させる先進的な機能:動的なキャパシティ再配置、ポリシーベース・プロビジョニング、ワークロード管理機能の提供

6.物理サーバーごとの仮想化ソフトウェアのインストールやメンテナンスが不要:物理サーバーごとの設定やメンテナンスを行わずに、管理サーバーより仮想化環境の統合管理を実現


●システム構成(最小構成例)

・<物理サーバー用>System x3550×2台
  CPU:デュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5110 1.60GHz×2,メモリー:4GB

・<管理サーバー用>xSeries306m×1台
  CPU:HT テクノロジー インテル Pentium 4 プロセッサー 531 3.00GHz×1,メモリー:2GB

・<仮想化ソフトウェア>Virtual Iron Enterprise Edition×4ライセンス

・<ストレージ>*(注1):IBM TotalStorage  DS4100 , 250GB x 3台

・<対応ゲストOS>*(注2):Suse Linux Enterprise Server 9もしくは
                RedHat Enterprise Linux 3/4よりご選択(オプション)


 IDCでは、仮想化の市場は2007年までに180億ドルに達すると予想しています*(注3)。IBMでは既に、異機種混合IT環境の80%以上の仮想化と管理を支援する製品およびサービスを提供していますが、今年8月にIBMが発表した全世界におけるオープンソース戦略の中で、オープンソースの仮想化ソフトウェアをIBMの仮想化戦略に取り入れることで、さらに強化していく方針を示しています。当ソリューションは、IBMの仮想化における新しいオープンソース戦略を具現化する第一弾の取り組みとなります。


※IBM、System x、TotalStorageは、IBM Corporationの商標。
※Linuxは、Linus Torvaldsの米国またはその他の国、あるいはその両方における商標。その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*(注1)対応ストレージ:SAN製品もしくはNAS製品
*(注2)対応ゲストOS:Windows2000,Windows Server 2003,Suse Linux Enterprise Server 10は今後対応予定です。
*(注3)出典:IDC, Virtualization Forum 2006, Welcome and Opening Remarks from Conference, Chairman Vernon Turner, May 2006,Doc # VW2006_04.


以上

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