ナムコ、高齢者向けリハビリテインメントマシン「ドキドキへび退治RT」を発売
新リハビリテインメントマシン「ドキドキへび退治RT」を発売
~楽しみながら運動機能と脳機能を活性化~
株式会社ナムコは、九州大学病院と共同で研究開発した高齢者用リハビリテインメントマシン※1「ドキドキへび退治RT」を、今冬より全国の病院やデイサービスセンターなど各高齢者施設向けに発売します。
「ドキドキへび退治RT」は、既存ゲーム機をリハビリに活用したこれまでのリハビリテインメントマシンとは異なり、開発当初から運動機能や脳機能の活性化を目的に企画され、"介護、医療の視点から製作"された初めてのリハビリテインメントマシンです。転倒予防やバランス維持に重要な前脛骨筋(ぜんけいこつきん)や、大腿直筋(だいたいちょくきん)、中臀筋(ちゅうでんきん)などの筋力運動を、設計段階から計画的に組み込み、その有効性については、同大学リハビリテーション部の筋電図データによって確認されています。併せて、脳の活性化に着目して脳血流を測定したところ、前頭葉の著しい活性化が認められています。
当マシンに加え、ナムコから既に発売されている上肢のトレーニングに効果のある「ワニワニパニックRT」、「太鼓の達人RT~日本の心~」と併用することによって、上肢や下肢の筋力強化、バランスや敏捷性の向上などが図られ、介護予防のための心身機能の活性化が可能となります。
「ドキドキへび退治RT」は、9月27日から29日にかけて東京ビッグサイトにて行われる『H.C.R.2006 国際福祉機器展』に初出展。その有効性については、九州大学病院より各種学会で今後発表されていく予定です。
※1 リハビリテインメントマシンとは
アミューズメントの要素を取り入れて、高齢者や障害のある方が楽しみながら機能回復やトレーニング効果が得られることを目的としたゲーム機器です。
【 製品概要 】
「いたずらへびを退治する」ことをモチーフとした、軽快な音と共に出現する4つのへび型ターゲットを踏み、得点を競うゲーム機です。シートベルトで体を安定化できる専用イスとセット構成になっています。ゲームのプレイ時間は60秒。序盤では1匹ずつ、ゆっくりとへびが出現しますが、一定の点数を超えるか、一定時間を経過するとへびの出現スピードが段階的に増加し、運動強度が徐々に高まる仕組みとなっています。へびは一度現われたら踏まれるまで出現したままとなるため、下肢を動かしにくい方でも自分のペースでプレイできるようになっています。ゲーム終了後は、5段階のランキング表示と音声による一言コメントがあり、利用者の向上心と継続意欲を刺激します。
製品名:ドキドキへび退治RT
発売日:2006年冬(予定)
種 別:リハビリテインメントマシン
価 格:オープン
消費電力:50Hz 68.0W/60Hz 63.5W
サイズ(設置時):W880 ×D882 ×H1020(椅子 W560×D736×座面高さ450~630)mm
著作権表記:(C)2006 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED
●添付画像:「ドキドキへび退治RT」筐体
※画像は開発中のもので完成品とは異なります
※専用の椅子とセット販売となります
※プレスリリースの情報は、発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
※株式会社ナムコは、2005年9月29日付けで経営統合を行ったバンダイナムコグループの国内組織再編の一環として、2006年3月31日(金)施設系エンターテインメント事業を主体とした新生『株式会社ナムコ』として、新たにスタートしました。
※添付資料あり。