日本チェーンストア協会、８月の販売概況を発表
平成１８年８月度・チェーンストア販売概況
★ 全体の概況
平成１８年８月度は、野菜の相場高や、気温が高かったため飲料・アイスクリーム等の動きが良く、食料品が伸長したものの、サービスやその他（商品供給高）が大きく減少したこと等から総販売額は前年同月を下回った。
※会員企業数 ８６社 ／ 店舗数 ８，８２２店
※総販売額 １兆１，７８３億円 （店舗調整前）１００．９％ （店舗調整後） ９８．９％
＜部門別の概況＞
・食料品 ７，４７１億円（店舗調整前）１０３．５％ （店舗調整後）１０１．５％
・衣料品 １，２７３億円（店舗調整前） ９９．１％ （店舗調整後） ９８．２％
・住関品 ２，２８３億円（店舗調整前）１００．６％ （店舗調整後） ９７．９％
・サービス ４７億円（店舗調整前） ４８．７％ （店舗調整後） ４８．４％
・その他 ７０８億円（店舗調整前） ８８．４％ （店舗調整後） ８６．６％
★ 商品別の動き
＜食 料 品＞
●農産品は、野菜は相場高でキャベツ、レタス、きゅうり、トマト、にんじん、なす、カット野菜を中心に好調。果実はスイカ、桃を中心に好調。
●畜産品は、豚肉、鶏肉は好調だが、牛肉は不調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、ウナギ、ホタテは好調だが、冷凍えび、マグロ、海藻は不調。刺身盛り合わせの動きは良かった。塩干は塩鮭は好調だが、塩辛は不調。
●惣菜は、温惣菜は中華、スナック、焼き物は好調だが、揚げ物は不調。要冷惣菜は洋・和とも好調。寿司、米飯の動きは良かった。
●その他食品は、飲料、アイスクリームは好調だが、米は不調。菓子は洋風は好調だが、和風は不調。酒は好調。特に一部ビールを中心に動きは良い。日配の洋風デイリーは乳製品、デザートは好調だが、牛乳は不調。和風デイリーは漬物、生麺類は好調だが、練物、水物は不調。ベーカリーは菓子パンは好調だが、和菓子は不調。
＜衣 料 品＞
●紳士衣料は、ビジネス関連はスラックス、ジャケット、イージーオーダースーツは好調。カジュアルはカットソー、パンツは好調だが、シャツは不調。
●婦人衣料は、外装はジャケットは好調だがスーツ、フォーマルは不調。トップスはカットソー、ブラウスは好調。ボトムスはスカートは好調だがパンツ、ジーンズは不調。
●その他衣料・洋品は、ハンカチ、肌着、パジャマ、ソックスは好調。トドラー、男児、女児は好調。水着、浴衣の動きは良かった。
＜住 関 品＞
●日用雑貨品は、行楽用品、和・洋食器、調理器物、台所用品は好調。バス用品は好調だがトイレ用品は不調。玩具はゲームは好調だが、男児、女児は不調。文具は好調だが、ペーパー類は前月の反動で不調。婦人サンダル、帽子、旅行カバン、バッグの動きは良かった。
●医薬・化粧品は、皮膚薬など医薬品は好調だが、健康食品は不調。制度化粧品、一般化粧品とも好調。シャンプー、殺虫剤、芳香剤は好調。
●家具・インテリアは、籐を中心とした季節家具、収納用品、スチール家具、組み立てボックスは好調。寝具・寝装品は布団、タオルケットは好調。インテリアはイ草の敷物は好調だが、カーテンは不調。
●家電製品は、液晶テレビは好調だが、オーディオ関連は不調。エアコン、除湿機、扇風機は好調だが、冷蔵庫は不調。クリーナー、健康家電は好調だが、電気調理器具は不調。
●その他商品は、自転車は好調だが、スポーツウェアは不調。ペット用品、園芸用品の動きは良かった。
＜サービス・その他＞
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は０．４％であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は６．０％であった。