新キャタピラー三菱、トンネル仕様の後方超小旋回型油圧ショベルを発売
狭い坑道内でも高い作業性能を発揮し、排出ガス規制にも
対応するトンネル仕様油圧ショベルを発売
新キャタピラー三菱株式会社（本社：東京都世田谷区用賀４丁目１０－１、社長：広瀬 正典、資本金：２３１億円）は、坑道内の破砕・掘削作業で高い生産性を発揮する後方超小旋回型油圧ショベル、ＣＡＴ（Ｒ） ３２８Ｄ ＬＣＲ「ＲＥＧＡ」トンネル仕様機を１０月１日から発売します。好評のＣＡＴ３２５Ｃ「ＲＥＧＡ」後方超小旋回型油圧ショベル トンネル仕様機をモデルチェンジした中型機で、後端旋回半径１，９００ｍｍを生かし、狭い坑道内でも優れた作業性能を発揮します。また、新世代環境対応型エンジン「ＡＣＥＲＴ（Ｒ）」を搭載して、特定特殊自動車排出ガス基準や国土交通省トンネル工事用第３次基準値排出ガス規制に適合、加えて同省低騒音型建設機械の基準値にも適合する、高い環境性能を有しています。
ＣＡＴ ３２８Ｄ ＬＣＲ「ＲＥＧＡ」後方超小旋回型油圧ショベル トンネル仕様機の主な特長は以下の通りです。
１．「ＡＣＥＲＴ」エンジン搭載
（１）最先端のエレクトロニクス技術を駆使したキャタピラー社の新世代環境対応型エンジンを搭載。電子制御により、１０００万通りの噴射パターンの中から最適な量とタイミングで燃料を噴射。また、多段噴射によって燃焼温度を抑制、一酸化炭素（ＣＯ）や窒素酸化物（ＮＯｘ）など排出ガス中の有害物質も大幅に低減します。
（２）吸気エアに排気エアを一切混ぜ戻さず、清浄な空気のみシリンダ内に供給するため粒子状物質（ＰＭ）や硫黄酸化物の生成を抑え、ピストンリングやシリンダライナなどの磨耗も減らします。
２．高い生産性とメンテナンス性
（１）後端旋回半径が１，９００ｍｍと小さく、２０トンクラス（１．５トンクラスブレーカ装着）が主力であった断面積８０ｍ２クラスのトンネル工事にも対応可能な狭隘地作業性能を備えています。
（２）トンネル内作業に適した強化型ローダフロントと強化型曲がりブームショートフロントの２種類のフロントバリエーションを用意しています。強化型ローダフロント仕様は、３トンクラスブレーカを装着可能で、高い生産性を発揮します。また、位置決めが容易なブレーカ水平保持機能も備えています。強化型曲がりブームショートフロント仕様は作業範囲が広く、より幅広い作業が可能です。
（３）燃料タンクの容量を従来の３５０リットルから４００リットルに増やし、長時間作業も余裕を持ってこなします。
３．環境法規制対応
（１）特定特殊自動車排出ガス基準に適合。
（２）国土交通省トンネル工事用第３次基準値排出ガス規制に適合。（申請中）
（３）国土交通省低騒音型建設機械規制値に適合。（申請中）
４．ＣＡＴ ３２８Ｄ ＬＣＲ「ＲＥＧＡ」後方超小旋回型油圧ショベル トンネル仕様機の主な仕様
＊ 関連資料 参照
５．標準販売価格（販売標準仕様、工場裸渡し）
ＣＡＴ ３２８Ｄ ＬＣＲ「ＲＥＧＡ」 後方超小旋回型油圧ショベル トンネル仕様機
ローダフロント仕様（フェイスダンプバケット） ５５，１４０，０００円
曲がりブームショートフロント仕様（強化掘削バックホウバケット） ５１，０４０，０００円
６．販売目標台数
年間１０台
以 上