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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.03.Mon
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2007'03.19.Mon

アジレント、RFベクトルネットワーク解析の新標準を目指したネットワーク・アナライザを発売

アジレント・テクノロジーが、RFネットワーク解析の新標準となる
最新のネットワーク・アナライザを発表
限測定周波数9KHzに対応。クラス最高の性能とスピードを実現


 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、RFベクトルネットワーク解析の新標準を目指したネットワーク・アナライザ「Agilent E5071C ENAシリーズ RFネットワーク・アナライザ」を発表、本日より販売を開始します。出荷開始は、2006年10月16日を予定しています。下限測定周波数9kHz(キロヘルツ)まで測定できる、クラス最高の性能とスピードを実現した製品です。9kHz~8.5GHz(ギガヘルツ)のRF部品および回路を評価する製造部門および研究開発部門のエンジニアに最適なソリューションです。

 ネットワーク・アナライザは、電子部品の入力信号と出力信号の振幅、位相関係から部品の回路網の反射特性、伝送特性を測定し、例えば増幅器の利得やアンテナのインピーダンス(交流の電気抵抗)などを測るために利用する測定器です。

 今回発表の「Agilent E5071C ENAシリーズ RFネットワーク・アナライザ」は、内蔵2ポートまたは4ポートの高性能RFベクトル・ネットワーク・アナライザです。測定可能な周波数レンジは、9kHz~3GHzまたは8.5GHzとなっています。「Agilent ENAシリーズ」は、クラスをリードする高ダイナミックレンジ(123dB)、低トレースノイズ(0.004dBrms@70kHz IFBW時)、高速測定スピード(39ミリ秒@1601ポイント、2ポートフル校正時)など、クラス最高性能を実現しています。これらの機能により、EMC関連、自動車、無線通信、航空宇宙防衛、教育、医療機器など、幅広い分野の部品や回路の測定に対応することができます。


市場状況
 当社が2001年に発売した「Agilent ENAシリーズ RFネットワーク・アナライザ」は、ワイヤレス通信をはじめとするRF市場で幅広く採用され、RFネットワーク測定の業界標準機としての地位を築いています。
 一方、車載部品、EMC関連部品や、一部のアンプ測定では、低い下限周波数や、DCバイアスティー、DC電圧測定用AUXポートなどが求められることから、これらの用途に最適な「Agilent 8753シリーズ」を提供してきました。
 これらのアプリケーションに携わるお客様からも「Agilent ENAシリーズ」の最新機能を使いたいというニーズが高まってきたことから、アジレントでは、ワイヤレス通信をはじめ、車載アンテナ、EMC関連、アンプ測定など、1台で幅広いアプリケーションに対応できるネットワーク・アナライザとして、「Agilent ENAシリーズ」の新モデルを開発しました。


主な特長
*下限測定周波数を9KHzまで拡大:
 従来300KHzであった下限測定周波数を、100KHz(DCバイアスティー・オプション付きの場合)または9KHz(DCバイアスティー・オプションなしの場合)に拡張しています。これにより、車載アンテナ、EMC関連、LAN部品などで要求される低周波測定ニーズに対応します。上限周波数については、3GHzと8.5GHzの2モデルを用意しています。

*DCバイアスティーとAUXポートで、アンプ測定を効率化:
 DCバイアスティー(オプション)とDC電圧測定用AUXポートを新たに内蔵したことで、アンプ測定の作業性とテスト効率を向上しています。これにより、アンプ測定アプリケーションにおいても、既存の「Agilent 8753シリーズ」の置き換えが可能となります。

*高インピーダンス・プローブを使ったインサーキット測定にも対応:
 プローブ・パワー端子を新たに内蔵したことで、高インピーダンス・プローブを用いてのインサーキット測定にも新たに対応しました。

*6GHzまでの周波数帯域におけるダイナミックレンジを改善:
 今回改善した123dBのダイナミックレンジを10MHz~6GHzで実現しています。これにより、無線LANやWiMAXなど、5GHz帯の無線コミュニケーション製品のさらなる高性能化に貢献します。

*出力パワー掃引レンジ幅を65dBに拡大し、各種測定ニーズに対応:
 出力パワー掃引レンジ幅を従来の25dBから65dBに拡大しました。これにより、アンプ評価などで要求される広い範囲のパワー掃引が可能になります。また、基地局フィルタ・モジュールなどで要求される、測定パスごとに印加レベルを大きく切り替えながらの測定も可能です。

*その他の特長
 -500KHz IFBWにより、高速掃引速度を実現
 -トリガアウト機能により、ENAと、デジタルマルチメータやDC電源などの機器の同期をとり、アンプ測定のスループットを改善
 -テストポートの電気的堅牢性を高めることで、保守・修理コストを削減
 -Windows(R) XP Professional採用(オープン環境) 
 -内蔵Visual Basic(R) for Applicationsにより、テストの自動化や、データ解析をカスタマイズすることも可能


販売方針等
*製品名: Agilent E5071C ENAシリーズ RFネットワーク・アナライザ
*目標市場:電子部品・半導体メーカの研究開発部門および製造部門、電子機器メーカの研究開発部門、航空宇宙・防衛関連、教育・研究機関向け
*販売価格(発表日時点での参考価格です): 約335万円から
*販売開始日: 本日
*出荷開始予定日: 2006年10月16日


文中に記載されている商品名は、各社の商標または登録商標です。


お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345



アジレント・テクノロジーについて
 アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
 http://www.agilent.co.jp

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