ヤマハ、新設計のボディ構造と新回路採用で音質向上のサイレントチェロ2品を発売
人気のモデルを細部にわたってグレードアップ
■新設計のボディ構造と新回路の採用でさらに音質を向上
ヤマハ サイレントチェロ(TM) 『SVC110S』 『SVC210』
-両モデルそれぞれの個性をより活かす音づくりを行い、11月1日(水)発売-
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中沢町10-1、社長:伊藤修二)は、サイレントシリーズ弦楽器の新製品として、ヤマハ サイレントチェロ『SVC110S』および『SVC210』を、11月1日(水)から発売します。
<価格と発売日>
品名 ヤマハ サイレントチェロ
品番/税込価格(本体価格) SVC110S/270,900円(258,000円)
SVC210 /260,400円(248,000円)
発売日 11月1日(水)
※『SVC110S』は楽器本体にケース、弓、ヘッドフォンなどを加えたセットモデルで、楽器のみの単体販売は行いません。
◎初年度販売予定数:『SVC110S』 250セット、『SVC210』 130本(いずれも国内)
<製品の概要>
当社は、弦楽器の演奏感覚と使用環境に配慮した静粛性を同時に実現した「サイレントバイオリン」を1997年7月に発売以来、チェロ、ビオラ、ベース等のサイレントシリーズを発売してきました。
中でもサイレントチェロは、1998年に初代モデル『SVC-100』、『SVC-100S』(セットモデル)を、1999年に可搬性を追求したモデル『SVC-200』を、そして2003年には低価格モデル『SVC50』をそれぞれ発売、これまで世界全体で合計約8,000本を出荷し、アマチュアの練習用からクラシック、ジャズ、ポップスなど音楽ジャンルを問わない、広いジャンルのプロフェッショナルチェリストによるライブ演奏用まで、多彩な用途で使用されています。
このたび発売する『SVC110S』は、その『SVC-100S』を、『SVC210』は『SVC-200』をそれぞれグレードアップし、両モデルの個性に合わせた音づくりを行って音質を大きく向上させたものです。
両モデルとも、新設計のボディ構造と新回路により、いっそうアコースティックに近いチェロの音を実現しました。素材を見直し、さらに高品質なものを採用して基本性能を向上させたのに加え、塗装もグレードアップして自然な木目の質感を活かしています。さらに、ボディ、ネックなど楽器全体を見直し、細部にわたった変更を加えて音質・演奏性を向上させました。
発売以来『SVC-100』、『SVC-100S』は主にアコースティックチェロの練習用やクラシック音楽の演奏に、可搬性の高いボディ構造の『SVC-200』はポップス、ジャズ系の演奏に使用されてきた経緯から、『SVC110S』はさらにアコースティック色を強調したクラシック演奏向けの、『SVC210』はポップス・ジャズ系向けの明るく、太い音づくりを行いました。
また両モデルの試作品も現行製品のユーザーであるプロ演奏家から高く評価され、著名なチェリスト/指揮者であるダーヴィド・ゲリンガス氏から「より音の深みが増し、パワーが加わった」との評価を受けています。また、元「G-CLEF」のメンバーで、現在は日本のポピュラーチェリスト第一人者として活躍中の柏木広樹氏からは、開発中からもアドバイスを受けており、その結果「音の密度を高めること、音に芯を作ることに特化し、よりアコースティックに近づいた」というコメントをいただいています。
当社では、今回の『SVC110S』『SVC210』の発売によって、さらに高音質で演奏性を向上させたモデルを提供することで、サイレントチェロの潜在ユーザーから既存ユーザー、プロ演奏者まで、幅広い層に当社のサイレントチェロの素晴らしさを体験していただきたいと考えています。
詳細は以下の通り(関連資料参照)です。
※サイレント/Silentは、当社の登録商標です
<この件に関する一般の方のお問い合わせ先>
ヤマハ株式会社
管弦打学校営業部 弦楽器営業グループ
TEL 03-5488-1690