独インフィニオン、マルチメディアプラットフォームをパナソニックモバイル製携帯電話の新機種に搭載
このリリースは、独インフィニオンテクノロジーズ社が10月5日付けで発表した資料の日本語訳です。原文(英語版、ドイツ語版)は、インフィニオンのドイツ本社のホームページに掲載されています。
パナソニックモバイルが「SoftBank 705P」にインフィニオンのマルチメディアプラットフォームを搭載
~ GPRS/UMTS対応3G携帯電話が日本市場に登場 ~
2006年10月5日、ミュンヘン(ドイツ)
独インフィニオンテクノロジーズは本日、同社のGPRS/UMTS対応マルチメディアプラットフォームのリファレンスデザインが、パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下パナソニックモバイル)製の携帯電話の新機種「Softbank 705P」に搭載されたことを発表しました。この携帯電話端末は最近、ソフトバンクモバイル株式会社から日本市場向けに発表されています。インフィニオンのスケーラブルなプラットフォーム「MP-EU」(Multimedia Platform EDGE/UMTS)には、携帯電話に必要なあらゆるハードウェアおよびソフトウェア・コンポーネントが組み込まれています。携帯電話メーカーはこのプラットフォームを利用することで、同一のコア・アーキテクチャに基づく各種UMTS対応モデルを迅速に市場へ投入し、設計サイクルと発売準備期間を大幅に短縮することができます。
インフィニオンの取締役会メンバーで通信ソリューションズ部門の責任者を務めるヘルマン・オイルは、次のように述べています。「インフィニオンとパナソニックモバイルは、これまでも長年にわたって実りある協力を進めてきました。こうした活動をさらに拡大し、共同でデュアルモード3Gソリューションを市場投入できることを嬉しく思います。インフィニオンのMP-EUソリューションは、優れたメリットと高い競争力を持つ実績あるデュアルモード・プラットフォームで、日本のお客様特有のニーズにも十分にこたえることができます」
GPRS/UMTS対応のデュアルモード携帯電話「Softbank 705P」が投入される日本市場は、携帯電話に対してきわめて高い品質を求めることで知られています。この携帯電話端末は3GPP Release 99規格を満たすほか、各種規制に対応し、世界の主要インフラメーカーや電話会社との相互運用性テストやフィールドテストをクリアしています。こうした成果は、携帯電話市場でチップセットとソフトウェアソリューションの大手サプライヤとして知られるインフィニオンの実力を証明しています。
インフィニオンの「MP-EU」ハードウェアのリファレンスデザインは、同社の最新技術を用いたベースバンド製品とRFトランシーバ、電力管理デバイス、Bluetoothデバイスで構成されています。ソフトウェアプラットフォームは最先端のGPRS/UMTSデュアルモード・プロトコルスタックと、これを補完するアプリケーション/マルチメディアフレームワーク「APOXI(R)」からなっています。ソフトウェアモジュールはすべて、インフィニオンの100%子会社でモバイル通信ソフトウェアソリューションの大手サプライヤであるコムネオンが供給しています。
インフィニオンの「MP-EU」プラットフォーム、携帯電話向けプラットフォームの詳細については、下記をご参照ご覧ください。
「MP-EU」について:http://www.infineon.com/mp-eu
携帯電話向けソリューションについて:http://www.infineon.com/wireless
文中に記載されている会社名、製品等の名称は、それぞれの所有者の登録商標です。「APOXI」はインフィニオンの100%子会社であるCOMNEON GmbH & Co. OHGの登録商標です。
パナソニックモバイルコミュニケーションズについて
パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社(本社:横浜)は、モバイル通信機器事業の世界的なリーディングカンパニーです。「パナソニック」ブランドのデジタルエレクトロニクスで国際的に広く知られる松下電器産業グループに属し、1958年の設立以来、最先端の技術を開発してきました。その一つとして、日本市場向けに2001年に発表された世界初のビデオ機能付き3Gハンドセットがあげられます。同社は、そのモバイル通信機器を通じてエンドユーザーへ付加価値ソリューションを提供することを使命としています。同社についての情報は次のURLをご参照ください。
http://www.panasonic.co.jp/pmc/
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自動車・産業・マルチ市場や通信アプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューションと、子会社「Qimonda (キマンダ)」を通してメモリ製品を供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。2005会計年度(9月決算)の売上高は67億6,000万ユーロ、2005年9月末の従業員数は約36,400名でした。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト:http://www.infineon.com
日本サイト:http://www.infineon.com/jp
営業窓口(読者お問い合わせ先):
インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社
営業本部 TEL: 03-5745-7101
E-mail:sales.jp@infineon.com