イオン、丸紅やダイエーと資本・業務提携の検討開始で合意
ダイエーとの資本・業務提携に関する
独占交渉権の取得について
本日当社は、丸紅株式会社(以下、丸紅)及び株式会社ダイエー(以下、ダイエー)との間で、ダイエーの自主再生への協力を目的とする資本・業務提携の検討を開始することで合意に至りましたので、ご報告いたします。
ダイエーは、これまで産業再生機構や丸紅等のバックアップのもと、自主再生に向けて営業力の強化や財務体質の改善を進めてきました。今後はさらに、事業基盤を強固なものとし、一層の企業価値向上に向けて、小売事業を専業とする事業パートナーとの資本・業務提携を行うことについて検討してきました。
その結果ダイエー及び丸紅は、当社とダイエーとが相互に暖簾を尊重しつつ、両社の持つインフラ・ノウハウの共同利用・シナジー追求を進めることで、ダイエー再生の加速化、ひいては業務の効率化・業容の拡充を図ることが可能と判断され、当社に独占交渉権を付与するとの決定がなされたものです。
当社は、グループの経営資源を活用し、ダイエーの自主再生を支援することで、地域経済の活性化や雇用の安定化、またお客さま満足の向上に寄与できるとの判断から、独占交渉権を受諾することといたしました。
今後、ダイエー従業員が一丸となり自らの手で復活を成し遂げることができるよう、丸紅・当社の三社が結束し、具体的対応を協議していきます。
お取引先様など関係各位のご協力と株主様の温かいご支援を賜りたいと存じます。
記
1.検討内容:
3社にて早急に「提携検討委員会」を発足させ、ダイエー・イオン間の業務提携について、以下の内容を検討する。
(1)NB商品の共同調達及びPB商品の共同開発
(2)情報システム・物流の共同利用および共通化
(3)間接消耗資材・什器類などの共同調達
(4)後方作業効率化のためにノウハウの提供や共同利用
など、あらゆる分野での提携につき検討を進めます。
2.方向性:
当社の基本的な考え方は、
(1)自主再生への支援を基本姿勢とし、不足するリソースを提供する
(2)ダイエーの暖簾を守る
(3)従業員の雇用を守り、活性化を図る
3.株式取得:
(1)丸紅が保有するダイエー株式の15%程度の譲渡について協議する
(2)ダイエーが保有するマルエツ株式の20%程度の譲渡について協議する
*何れについても、当社とダイエーの業務提携が実現することを前提としており、期限は独占交渉権の期間とする。
4.期限:
2007年3月末日(独占交渉権)
以上