ニコン子会社、外観検査などの各種検査に適した低倍率の産業用レンズを発売
外観検査などの各種検査に適した低倍率の産業用レンズ
産業用レンズ「Nikon Rayfact ILシリーズ」の発売について
株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)の子会社、株式会社栃木ニコン(社長:黒 澤知至/本社:栃木県大田原市)は、シート・印刷面やプリント基板など工業 製品の外観検査、各種検査における画像取り込みに適した産業用レンズ「Nikon Rayfact IL40mm」「Nikon Rayfact IL50mm」「Nikon Rayfact IL63mm」を開発。IL50mm、IL63mmを2007年4月23日、IL40mmを7月30日からそれぞれ発売します。
●発売概要
<商品名>
「Nikon Rayfact(レイファクト) IL40mm(アイエル)」
「Nikon Rayfact IL50mm」
「Nikon Rayfact IL63mm」
<価格>
オープンプライス
<発売予定日>
Nikon Rayfact IL40mm 2007年7月30日
Nikon Rayfact IL50mm、IL63mm 2007年4月23日
<発売予定数>
初年度1,000本
●開発の背景
「Nikon Rayfact ILシリーズ」は、シート・印刷面やプリント基板などの外 観検査装置市場における0.1倍から0.5倍といった低倍率レンズのニーズを受け、各種外観検査装置向けに特化した低倍率レンズです。
今回発売する「Nikon Rayfact ILシリーズ」は、引き伸ばし用レンズとして、 製版をはじめとする各種産業用レンズとして、高い評価をいただいていた「エル・ニッコール」シリーズのうち、「エル・ニッコール 40mmF4N、50mmF2.8N、63mmF2.8N」との互換性を持った製品です。
また金物鏡筒を採用して、耐久性・剛性を高めると共に、絞り値を固定できるロック機構を装備するなど、産業用レンズに対するお客様の要望を取り入れた製品となっています。
●主な特長
1.検査装置分野に適した低倍率レンズ
低倍率のレンズを使用することにより、一度の画像取り込みで、被検物の画像 を広範囲に得ることができます。検査スループットを向上させることができるので、シート・印刷面やプリント基板などの外観検査装置の用途に適した製品です。
2.「エル・ニッコール 40mmF4N、50mmF2.8N、63mmF2.8N」との互換性を確保
ニコンでは生産終了となった「エル・ニッコール」シリーズのうち、各種外観検査装置に最適な「エル・ニッコール 40mmF4N、50mmF2.8N、63mmF2.8N」との互換性を確保しています。
3.鏡筒をすべて金属部品で構成して、高い信頼性を確保
検査装置寿命やレンズ使用環境などを考慮して、経年変化が少なく、耐久性・ 剛性のある金属鏡筒を採用し、高い信頼性を確保しています。
4.色収差を十分に補正
「エル・ニッコール」と同様に、人間の眼に見える可視光線領域のうち、380nm~700nm(ナノメートル)の広範囲にわたり、光の波長の違いによる結像位置 の違いや倍率の違いによって起きる色収差を補正しています。
5.絞り値を固定できる絞りロックねじを採用
絞り値を固定できるロック機構を装備することで、設定状態を一定に保つことができます。また、クリックストップ位置のほかに、使用状況に合わせた絞り値の固定が可能です。
●主な仕様
※ 関連資料参照
●お客様の問い合わせ先
株式会社栃木ニコン 産業用機械部 営業課
324-8625 栃木県大田原市実取770
0287-28-7100