セイコーエプソン、1チップで複数欧州言語対応のTTS(音声合成)LSIを開発
エプソン 1チップで複数欧州言語対応のTTS(音声合成)LSIを開発
~言葉が伝わると違う世界が見えてくる~
組み込み用機器や携帯機器への音声ガイド機能付加を容易に
音声合成LSI S1V30120
http://www.epson.jp/device/semicon/
※製品画像は添付資料を参照
セイコーエプソン株式会社(社長:花岡清二)はこのたび、組み込みアプリケーション用途向けにFonix社のTTS技術(Text to speech)を搭載した音声合成LSI S1V30120を開発いたしました。
S1V30120はテキストデータを合成処理により音声データに変換し、内蔵DAコンバータを通して出力するコンパニオンチップです。このLSIはクロック同期式シリアルインターフェースによるメッセージプロトコルを採用しているため、多様なホスト機器やマイクロコントローラと組み合わせたシステムを容易に構築することが可能です。
S1V30120は音声コーデックとしてADPCMをサポートしており、予め録音された定型音声と文字からの音声合成を組み合わせて使用することが可能です。(例えば、固定文章をADCPMで、可変(不定)文章を音声合成で再生することが可能です。)
ターゲットアプリケーションとしてOA分野や産業用途など音声による製品ガイドを必要とする組み込みシステムに幅広く搭載することができ、コストパフォーマンスに優れたシステム設計に貢献できます。
■概仕様と特長
●音声合成(TTS)機能
・多言語TTS Fonix DECtalk Ver5
・対応言語 US English,Castilian Spanish,Latin American Spanish
・9種類の定型音声
・サンプリング周波数 11.025kHz
●オーデイオ再生機能(ADPCM)
・ADPCMデコーデイング(エプソンフォーマット)
・ビットレート:80Kbps、64Kbps、48Kbps、40Kbps、32Kbps、24Kbps
・サンプリング周波数:16kHz、8kHz
●デジタルボリュームコントロール機能
●同期式シリアルホストインターフェース
●16bitオーディオデータ出力:高音質、低消費電力D/Aコンバータ
●サンプリング周波数:16kHz、11.025KHz、8kHz
●単一クロック入力 (32kHz)
●電源電圧:コア:1.8V(typ.) I/O:3.3V(typ.)
●64ピン TQFPパッケージ (10mm×10mm×1.2mm0.5mmピッチ).
●アプリケーションシステム例 ※添付資料を参照
以上
Fonix DECtalk(R)とFonix LogoはFonix Corporationの登録商標です。
●Fonix社について
Fonix社(Fonix Corporation米国ユタ州ソルトレイクシテー)は先進音声認識とTTS技術を保有する会社であり、モバイル機器やワイヤレス機器ビデオゲーム玩具等を中心に音声認識やTTS技術を提供しています。Fonix社の詳細はwww.fonix.comを御覧下さい。
ARM PoweredはARM社の登録商標です。
本製品はARM社のコアを使用しています。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。