沖電気、OSSを活用した情報システム構築を支援するソリューションセンターを開設
OKI、オープンソースソフトウェア・ソリューションセンタを開設
~ プロフェッショナルサービス「e-OSSサービスパック」を開発し、プラットフォーム構築を支援 ~
OKIは、このたび企業の情報システム市場向けに、オープンソースソフトウェア※1(以下、OSS)を活用したシステム構築を支援する「オープンソースソフトウェア・ソリューションセンタ(以下、OSSC )」を開設しました。本センタでは、OKIが今まで培ってきたOSS関連技術を活かし、お客様の業務システムの規模、目的、要件に応じた企業情報システム向けプラットフォームを構築・提供していきます。これらのプラットフォームは、OSSと商用ソフトウェアを適材適所に配した最適なアーキテクチャにより、TCOの削減と信頼性を両立する柔軟で俊敏なシステムをお客様に提供するために役立てていきます。
また、本センタ開設と同時に、主要OSSミドルウェアの活用を技術的に支援するプロフェッショナルサービス「e-OSSサービスパック」の提供も本日より開始します。「e-OSSサービスパック」は、弊社の推奨するOSSおよびその周辺ソフトウェアによるシステム構築を、お客様の必要に応じて導入から運用までワンストップでトータルに支援するサービスです。システムの中心になるOSS をご指定していただくことにより、周辺のソフトウェアも含めて課題解決に当たります。
近年、Linuxは、オープンシステムにおけるUNIX、Windows(R) に次ぐ第三の主要OSへと成長してきました。これと歩調を合わせるように、OSSミドルウェアを活用したプラットフォームを業務システムに採用することが、新たな潮流として加速的に普及しつつあります。OKIは、オープンシステムが主流となった1990年代初頭から一貫して、オープンスタンダードに基づく信頼性、可用性、性能に優れた業務システムの構築を手がけてきました。これまでに構築してきた業務システムは、銀行、証券、運輸流通、メガキャリア、官公庁、エンタープライズ、インターネットサービス事業者など幅広い分野に亘ります。
OKIは、OSSをオープンスタンダードの一部としてとらえ、これまでに培ってきたノウハウや実績を活かし、OSSを活用したOKIのSIビジネスを技術的に支援・推進する目的でOSSCを開設しました。本センタは、OKIグループ内に分散していたOSSプラットフォーム構築技術やOSSを活用したシステム開発技術、OSSのサポートノウハウなどを集約し、OKIおよびOKIグループの中からOSSシステム構築の実績あるエンジニアにより組織されたOSS推進センタです。本センタでは、OSSを評価、検証、選定し、企業情報システム向けプラットフォームとして弊社推奨OSSアーキテクチャ・モデルの策定および標準化、技術支援サービスの提供などを行っていきます。
OKIは、オープンスタンダードの新しい潮流に対し積極的な姿勢で取り組み、お客様の業務に最適なアーキテクチャに基づくシステムの提供を強化し、企業の情報システム市場におけるSI事業領域を拡大していきます。
OSSCが推奨するOSSと、今回提供を開始するプロフェッショナルサービス「e-OSSサービスパック」のサービス概要は、以下の通りです。
【 弊社推奨 OSS(オープンソースソフトウェア) 】
・RedHat(R) Enterprise Linux
・MySQL(R)
・JBoss(R) Application Server
・Apache Tomcat *1
・Apache HTTP Server
・Struts、Spring
*1 「Apache Tomcat5.5ドキュメント」の日本語翻訳版を提供する予定です。
( URL:http://www.oki.com/jp/oss/document/tomcat/tomcat-docs-ja/ )
※2007年4月現在
※上記ソフトウェアを組み合わせた検証済推奨アーキテクチャ・モデルをご用意しています。
※推奨アーキテクチャ・モデルの詳細は、別途お問い合わせ下さい。
【 e-OSSサービスパック 】
■サービスメニュー:
・導入支援サービス
・パラメータ設定サービス
・システム連携支援サービス
・アプリケーション開発支援サービス
・障害対策支援サービス
・パフォーマンスチューニングサービス
・システムテスト支援サービス
・運用設計サービス
・OSS導入、運用教育研修サービス
※中心となるOSS製品別に、上記各サービスを提供します。
■「e-OSSサービスパック」支援適用アーキテクチャ例(Webシステム):
添付資料をご参照ください。
【 用語解説 】
※1 オープンソースソフトウェア
「オープンソース」とは、ソフトウェアの著作者の権利を守りながらソースコードを公開することを可能にするライセンス(ソフトウェアの使用許諾条件)を指し示す概念。「オープンソースソフトウェア」とは、前記概念に基づきソースコードが公開されているソフトウェアのこと。代表的なオープンソースのソフトウェアにLinuxやApache HTTP Serverなどがある。オープンソースソフトウェアと同じように使われる言葉にフリーソフトウェアがある。ソースコードが公開されているという点では共通だが、意味合いは用語の利用者によって異なる。たとえば、ソースコードは公開されているが改変や再頒布が認められていなくても「オープンソース」と表現されていることがある。ライセンスやソースコードが利用可能な範囲・ソフトウェアやソースコード利用時の制約は、ソフトウェアごとに正確に把握しておく必要がある。
(参照出典:OSS iPedia http://ossipedia.ipa.go.jp/)
*沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
*if Server は OKIの登録商標です。
*Windowsは米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
*Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
*MySQLは、MySQL ABのアメリカ合衆国、欧州連合およびその他の国における登録商標です。
*Red Hatは、米国および他の国々におけるRed Hat, Inc.の登録商標です。
*JBossは、Red Hat Middleware, LLCの登録商標です。
*Apache、Tomcatは、Apache Software Foundationの登録商標または商標です。
*Oracle は Oracle Corporationの登録商標です。
*BEA WebLogicはBEA Systems, Inc.の商標または登録商標です。
*その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。
【 本件に関するお客様からのお問い合わせ先 】
ユビキタスサービスプラットフォームカンパニー
オープンソースソフトウェア・ソリューションセンター
URL:http://www.oki.com/jp/oss/
e-mail:oki-ossc@oki.com