アステラス製薬、英国とドイツで免疫抑制剤「Advagraf」を発売
英国・ドイツで免疫抑制剤「Advagraf(R)(アドバグラフ)」新発売のお知らせ
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森 雅郁、以下「アステラス製薬」)は、このたび、当社の欧州子会社が、6月18日(現地時間)に英国、ドイツにおいて、免疫抑制剤「Advagraf」(FK506徐放性製剤)(一般名:タクロリムス)を新発売しますのでお知らせします。
「Advagraf」は2006年1月に中央審査方式による販売承認申請の後、2007年4月23日に欧州委員会(European Committee)より「新規腎移植および新規肝移植成人患者における拒絶反応の予防」および「成人患者における、他の免疫抑制剤で治療できない種々の臓器での拒絶反応の治療」を適応症として正式に販売承認を取得しました。このたびの英国、ドイツでの発売により、世界で初めて「Advagraf」を販売することになります。欧州子会社では、今後順次、欧州での発売国を拡大していく予定です。
「Advagraf」は、アステラス製薬が創製した免疫抑制剤「プログラフR」の有効成分であるタクロリムスを含有する1日1回投与の徐放性製剤です。本剤は1日2回の既存製剤よりも服用回数を減少させることで、患者さんのコンプライアンスの向上が図られ、長期にわたる移植臓器の更なる保護効果が期待できます。
アステラス製薬は現在、「プログラフ」を臓器移植における拒絶反応抑制剤として世界70ヶ国以上で発売しており、欧州においても既に移植領域における事業基盤を確立しています。このたび「Advagraf」を新たに加えることで、「プログラフ」とともに、当社の移植フランチャイズをより強固にしていく方針です。
以 上