日立、百十四銀行で非接触型指静脈認証システムが稼動
日立の非接触型指静脈認証システムが百十四銀行で稼働
四国地区の地域金融機関で初めての指静脈認証ATM
株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)の指静脈認証技術が、このたび、株式会社百十四銀行(本社:香川県高松市、取締役頭取:竹崎 克彦/以下、百十四銀行)の生体認証による本人確認に採用されました。本日から指静脈認証に対応したICキャッシュカードの受付・発行の開始と、本カードに対応した指静脈認証ATMが稼働を開始します。
指静脈認証機能をICキャッシュカードへ搭載し、ATMで実際の業務に使用されるのは、四国地区の地域金融機関では初めてとなります。
百十四銀行は、今般、金融犯罪による被害の防止策として、指静脈認証機能付きICキャッシュカードを導入します。指静脈認証技術は、登録されるデータがコンパクトでありながら高い認証精度を実現していること、認証速度が速く、装置が小型であり使いやすいこと、ならびに国内で多数の金融機関が採用や採用意向表明を行っていることで生体認証のデファクトスタンダードとして期待できることなどが高く評価され、今回の採用に至ったものです。
日立は、今後も、安心・安全・快適なユビキタス情報社会の実現に向けて、さまざまな市場ニーズに応えられるソリューションを創造していきます。
【 指静脈認証システムの特徴と仕組み 】
指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、直接センサ部に触れることなく高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。
【 関連情報 】
指静脈認証技術関連 ホームページ
http://www.hitachi.co.jp/fingervein/
