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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'05.15.Wed
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2007'05.13.Sun

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社

モンタビスタ、多様なインテリジェンス機器に対応する
MontaVista Linux Professional Edition 5.0をリリース

~ネイティブ組込みLinuxにリアルタイム性能と
最適化したメモリフットプリントを提供~

2007年4月4日(現地時間)米カリフォルニア州サンタクララ発-
テレコム、モバイルおよび組込み市場向け組込みLinuxのリーディング
プロバイダであるMontaVista Software Inc.,(以下、モンタビスタ)は、
業界で最も採用されている商用Linuxであり開発プラットフォームである製品
の最新バージョンMontaVista Linux Professional Edition5.0をリリースした
ことを発表しました。このリリースで、従来のリアルタイムOSに匹敵する性能
を持つ、最も先進のネイティブLinuxのリアルタイム機能を業界で初めて提供
します。さらに、モンタビスタは、5世代目に当たるこのバージョン5.0におい
て、メモリサイズを大幅に削減し、機器開発メーカに対して初めて、最小の
コネクティドデバイスに対しても高性能で機能豊富なソリューションを利用
できるようにしました。これら2つの主要な改善により、エンドツーエンドの
Linux採用を支援し、マルチメディアに最適化したインテリジェント機器および
それをサポートするインフラストラクチャの新世代製品の開発を可能にします。
モンタビスタのリアルタイム応答と使用リソースに対する投資は、音声品質、
ストリーミングビデオ、ネットワーク回線容量、サービスの全体的な品質に
おいて目覚しい利益を生み、MontaVista Linuxはメディアコンバージェンス
対応の究極のプラットフォームとなります。

MontaVista Linux Professional Edition 5.0は、リアルタイム性能に対して
Linuxで初めて採用される多くの機能を構築しています。モンタビスタが
以前のバージョンで開拓してきた優れたリアルタイム性能上に開発された
MontaVista Linux Professional Edition 5.0 は、リアルタイムテクノロジの
最新の向上を搭載した最初のLinuxです。これらの先進の機能にはハイレゾ
リューションタイマーやLinuxカーネルの管理者であるIngo Molnarによって
先導されているその他のネイティブLinuxリアルタイム拡張を含んでおり、
より信頼性が高く、高品質なエンドユーザ体験ができる製品の開発を可能に
します。

このMontaVista Linux Professional Editionの最新バージョンでは、平均応答
時間(スケジューリング・プリエンプション遅延)が5マイクロ秒の範囲です。
これにより、従来リアルタイムOSでしか対応できなかった複数の機器における
リアルタイム要求に初めてLinuxが応えることができます。
MontaVista Linux Professional Edition 5.0 は、Linuxはリアルタイム性を
要する組込みアプリケーションには向いていないという通念を解消します。
さらに、MontaVista Linux Professional Edition 5.0 は、Linuxは従来の
組込みOSに比べてサイズが非常に大きいという概念の誤りも正します。RAMや
フラッシュメモリの価格は低下しているものの、OSのフットプリントのサイズ
は変わらずOEMメーカにとって主要な懸念点です。それに対応し、MontaVista
Linux Professional Edition 5.0は、一般的なLinuxプラットフォームの中で
最も小さいフットプリントを提供します。また、モンタビスタは、2つの極めて
最適化されたコンフィギュレーション、一つは標準glibc ライブラリをベース
にしたものと、もう一つはサイズについて考えられたuClibc ライブラリ上に
構築されたものを提供します。uClibc と共に構築することにより、最終的な
システムのフットプリントを3メガバイト未満に抑えることができ、従来の
組込みLinuxプラットフォームと比較すると75%の削減になります。
この「適正なサイズの」プラットフォームで、機器開発メーカは貴重なメモリ
をシステムコードにはより少なく使用し、製品の差別化のためにより多く確保
しておくことができ、多くの人が不可能だと信じていたアプリケーションに
Linuxを採用することができます。

「集中して接続されるインテリジェント機器は新しい可能性を創造しますが、
単機能のRTOSをベースにした製品展開のレガシーは、そのような機器の可能性
の妨げとなります。」とモンタビスタのCTO兼創立者のJim Readyは述べていま
す。「Linuxは、より広範囲な接続性とコンバージェンスのエコシステムを
促進する、安定した、信頼できるコスト効率のよいプラットフォームを提供し、
状況を変えていきます。新しいリアルタイム性能が加わることで、組込みLinux
の可能性は無限大です。」

MontaVista Linux Professional Edition 5.0には、広範囲に使用されるアプリ
ケーション開発ソリューションの主要なアップデートである、新Application
Developer Kit(ADK)が導入されています。ADK5.0は、直感的で、インタラクティ
ブであり、業界をリードするオープンソースの統合開発環境(IDE)であるEclipse
に不可欠なプラグインを提供し、組込みLinuxの開発を合理化し自動化します。
このリリースは、強力な分析ツール、バーチャルターゲット実行環境も提供
しており、開発者の生産性を大幅に高め、OEMがより短い開発期間でより多くの
機能を追加した製品を開発できるように導きます。
通信、家電、およびメディア業界が、小さなインテリジェント機器を通して、
ますます豊富なメディアコンテンツやより強力なユーザ体験を提供するように
なり、OEMメーカはインフラストラクチャからクライアント機器までを網羅する
標準プラットフォームを必要としています。

Yankee Groupの技術開発エンタープライズグループのリサーチフェローであり
アナリストでもあるLaura DiDioは、「MontaVista Professional Edition 5.0
とそのネイティブなリアルタイム性能は、組込み業界の堅牢な環境で必要と
される多くのリアルタイムサービスの要求に対応します。Yankee Groupは、
この製品やその先進的な機能に対する潜在的な要求が強く存在すると予測して
います。」と述べています。リアルタイム性能、削減されたサイズ、そして
革新的なツールにより、MontaVista Linux Professional Edition5.0はこの
メディアコンバージェンス業界における標準的なプラットフォームの明白な
選択肢となります。

製品機能:
・アップデートされたカーネル-Linux 2.6.18をベースとし、Linuxカーネル
開発の指導的な貢献者であるIngo Molnarによる最新のリアルタイムパッチ、
ユーザ空間でのリアルタイム拡張、その他多くのパフォーマンスやスケー
ラビリティ、そしてセキュリティの拡張を統合
・リアルタイム性能:ハイレゾリューション・タイマー(hrtimers)、
プリエンプトRT、RT PI フューテックス、スレデッドIRQ、スレデッド
Soft IRQ、堅牢なフューテックス、ユーザー空間 RT PI ミューテックス、
BKL ミューテックス
・ucLibcはライブラリサイズの削減をサポートし、アプリケーションの
フットプリントを75%削減します。
・IPv6-過去のバージョンに比較し、優れた性能やセキュリティ、管理性と
共にIPv6のサポートを追加
・USB “On-The-Go”(OTG)-PCの存在しない環境におけるダイレクトな
コミュニケーションを実現することで携帯機器の相互接続の必要性に対応
・GCC4.2.0-アップデートされたGNU C/C++コンパイラ バージョン4.2、
中間処理の最適化、自動ベクトル化、およびロケーションリストの利用に
よるデバッグ機能の強化による性能向上
・静的なプロファイリング-Oprofileは、カーネルからアプリケーションまで
の広範なLinux機能に対応した性能プロファイラであり、いつでもデータの
収集が可能。
・トレース-LTTは開発者に対しトレース期間に動作していたプロセスの詳細
な情報を提供します。情報には、コンテキストスイッチの発生タイミング、
プロセスのブロック率、そしてプロセスの実行時間とブロックされた時間
も含まれます。
・メモリデバッグ-MPatrolは実行メモリのエラーやリークを検出します。
また、ダイナミックメモリ確保の管理やトレースを行うためのライブラリ
としても動作します。
・DevRocket5.0-統合開発環境(IDE)であり、標準のEclipseプラグインと
して提供されます。高度な解析のための直感的でインタラクティブな
インタフェースを提供し、ビルドやリモートデバッグ作業を合理的化、
自動化します。

モンタビスタソフトウエアについて
モンタビスタは、通信、モバイルおよび組込み市場に対応した組込みLinuxの
リーディングプロバイダです。モンタビスタでは、システム設計者が多岐に
わたるネットワーク対応のインテリジェント機器、通信用インフラストラク
チャの革新的な開発ができるよう、柔軟性が高く、オープンで完全なオペレー
ティングシステムを提供しています。
モンタビスタは、米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、15カ国に
拠点を置いています。詳しくは、 www.mvista.com をご覧ください。

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.
の100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。
詳しくは、www.montavista.co.jpをご覧ください。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
MontaVistaは、MontaVista Software Inc.の登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです。

【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
info@montavista.co.jp
TEL: 03-5469-8840  FAX: 03-5469-8801

2007/4/6
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