平成14年1月30日モンタビスタソフトウエア、MontaVista Linux 2.1発表

平成14年1月30日
＜報道関係各位＞
　　　　　　　　　　　　　
モンタビスタソフトウエア、MontaVista Linux 2.1発表
～業界をリードする組込みLinuxがさらに機能強化～


米ニューヨーク/仏パリ発―200２年1月29日―MontaVista Software, Inc.（以下、モ
ンタビスタ）は、同社の組込みオペレーティングプラットフォームの次世代バージョ
ンである、MontaVista Linux 2.1を発表しました。この製品では、通信インフラ、ネ
ットワーキング、コンスーマエレクトロニクス、計測および制御といった分野の製品
開発に対して標準プラットフォームを提供し、広範囲な組込みアプリケーションの開
発が可能となります。
MontaVista Linux 2.1は、前バージョンに比べ、以下のような点でアップデート、ま
た機能強化をしています。
【Linuxコアテクノロジに関して】
・組込みプロセッサアーキテクチャ、CPUボード、ソフトウエアコンポーネントのサ
ポートがより豊富。
主要な6つのCPUアーキテクチャ、x86/IA32、PowerPC、StrongARM/XScale、ARM、MIPS
、SHをサポートし、それらをベースにした22種類以上のプロセッサに対応。また、こ
れらのCPUと併せて、18種類の新しいボードを含む60以上のボードをサポートするこ
とが可能。
・Linuxの最新カーネル2.4.17がベース。
・Linuxカーネルにモンタビスタ独自のリアルタイム拡張機能の提供。
プリエンプティブ機能をx86、MIPS、SH、およびPowerPCアーキテクチャ上でサポート
・ホスト側のツールおよび組込みターゲット側の製品化用コンポーネント（ユーザラ
ンドアプリケーション）に215以上のソフトウエアパッケージを提供。15種類の新し
いアプリケーションパッケージが新たに提供。
・新たに追加されたオプションの付加価値機能として、メモリフットプリントの小さ
い組込みサーバであるthttpd、およびIEEE 802.11b無線通信規格のサポートが追加。
・従来よりサポートしている75のアプリケーションをアップデート。
【開発ツールについて】
・組込みクロス開発に最適化した多様なオープンソースツールのサポートを拡大。
デスクトップ環境で定評のあるKDevelopをアプリケーション開発の統合環境として採
用。
・カーネルパフォーマンスと実行アナライザを含む、最新版のLinuxトレースツール
を追加。
現在、x86とPowerPCについて提供可能。
・ジャーナリングファイルシステムとして、従来より提供しているReiserFS、JFFSに
加えて、新たにExt3のサポートが追加。
【ドキュメンテーション】
・ユーザ向けドキュメンテーションが大幅に充実。
基本となる開発サイクルに沿ったマニュアルにより、MontaVista Linuxを使用する開
発者は従来バージョンよりはるかに快適に、容易に開発が進められる。各サポートボ
ード用の新しい特定にカスタマイズされた「クイック・スタート・ガイド」も含まれ
る。

MontaVista Linux 2.1はクロス開発機能に焦点を当てており、開発ツールは、Red Ha
t、Yellow Dog Linux、Suse、Mandrake、Solaris、およびWindows NT/2000上のVMWar
eを含む14種類のホスト環境に対応しています。

リリース予定
MontaVista Linux 2.1 Professional Editionは、2002年3月、プロダクトサブスクリ
プション契約の下に、モンタビスタおよび世界の販売代理店から提供開始。（プロダ
クトサブスクリプション契約：MontaVista Linuxカーネル、ソフトウエアのアップデ
ート、ユーティリティ、開発ツール、1年間のテクニカルサポートを含む）　MontaVi
sta Linuxは、オープンソースでロイヤリティフリー、100%ピュアなLinuxにより構築
されています。

製品名について―MontaVista Linux
モンタビスタでは、最初のHard Hat® Linux®をリリース後2年以上の間で、
何度かバージョンアップをしてきました。今回の次世代製品より、名称をMontaVista
Linuxと変更いたします。この変更は、会社名に対する強い評判を反映したものであ
り、これにより、MontaVistaというブランド名に一本化します。今後すべての製品は
、MontaVistaブランドで統一されこの名称変更は、新バージョンから適用となります
。

MontaVistaソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.（本社：米国カリフォルニア州サニーベール）は、組込
みシステム用のオープンソースシステムソフトウエアのリーディングプロバイダです
。リアルタイム オペレーティング システムの先駆者ジェームス・レディ（James Re
ady）によって 1999 年に設立され、組込みシステムに特化したLinuxオペレーティン
グシステムとクロス開発ツールを提供しています。モンタビスタのMontaVista™
; Linux® は、x86/IA-32、PowerPC、StrongARM/XScale、MIPS、SH、ARM等のマイ
クロプロセッサアーキテクチャに最適化した、標準既製品としてのLinuxバイナリの
ディストリビューションです。MontaVista Linuxは、通信インフラからシンクライア
ントやエッジアプリケーションまでの幅広いアプリケーション分野を対象として、組
込み開発のためのオープンソースソリューションを提供します。さらに、モンタビス
タでは、顧客の特定のニーズに対応するため、Java開発環境、ハイアベイラビリティ
技術、GUIツールキット等、豊富なアドオン・パッケージも提供しています。モンタ
ビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の100％日本法
人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わる
あらゆるサービスを提供しています。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVista は MontaVista Software, I
nc. の商標です。その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス
マークです。

【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社　　
マーケティング部：坪田
TEL: [phone]
Email: [e-mail]