稲畑産業など、焼肉屋さかいの一部株式をジー・コミュニケーションに譲渡
株式会社焼肉屋さかいの株式の一部売却について
当社、ゴールドマン・サックス・グループ、株式会社モック(東証マザーズ コード番号2363)のグループ会社が共同して出資する有限会社グランドディッシュ(当社の出資比率45%、以下「(有)グランドディッシュ」といいます。)は、本日、保有する株式会社焼肉屋さかい(JASDAQ コード番号7622)の株式の一部を株式会社ジー・コミュニケーションに譲渡することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
これにより、(有)グランドディッシュが保有する出資比率は約21.7%となり、株式会社焼肉屋さかいは同社の子会社ではなくなると同時に、当社の関連会社ではなくなる予定であります。
また、株式譲渡手続き終了後、(有)グランドディッシュは清算をする予定であります。
なお、(有)グランドディッシュ清算後も、当社、ゴールドマン・サックス・グループ、株式会社モック(東証マザーズコード番号2363)のグループ会社の三社は、所有株式数に変化はあるものの、引き続き焼肉屋さかいの株式の保有を続ける予定であります。
1. 株式の譲渡理由
当社、ゴールドマン・サックス・グループ、株式会社モック(東証マザーズ コード番号2363)の三社は、平成18年3月9日に株式会社焼肉屋さかいが発行する新株予約権を(有)グランドディッシュが引き受けることを決定し、また、平成18年6月6日に(有)グランドディッシュが上記新株予約権を行使して同社の株式を取得することを決定し、同社の再生と株主価値向上に向けて協同してまいりました。
こうした三社の取り組みにより、株式会社焼肉屋さかいは、不採算店の閉鎖、本社部門の大幅な見直しを断行し、また客数回復を目標とした販売促進活動の効果もあり、第27期の第一四半期の業績は前年同期を上回る等、上半期においては着実な成果を出すことができました。
しかしながら、第三四半期以降、飲酒運転問題の影響が大きく出始めた結果、売上高が大きく落ち込み、2007年3月期については、経常利益△270百万円の見通しとなり、業績が著しく悪化する状況となりました。
こうした外食産業を取り巻く環境の急激な変化を受け、当社、ゴールドマン・サックス・グループ、株式会社モックの三社は、再度抜本的な体制の見直しが必要との認識にたち、経営体制の強化を検討するとともに、その保有する株式の一部を外食産業を幅広く展開し、新たな資本増強の検討も視野に入れている株式会社ジー・コミュニケーションに譲渡することにしたものであります。これにより、株式会社焼肉屋さかいは、今後株式会社ジー・コミュニケーションの外食産業運営のノウハウを取り入れつつ再建を図り、両社のコラボレーションにより互いのシナジー効果も期待できると考えております。
* 以下、詳細は関連資料「オリジナルリリース」を参照して下さい。