2004.07.30
京都精華大学
http://www.kyoto-seika.ac.jp/
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京都精華大学が文部科学省のGP（特色ある大学教育支援プログラム）に採択
～学生主体の社会貢献をめざした独自のプログラムに評価～
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〔問合先〕
京都精華大学大学 学長室
担当：大坪
E-mail：bach_ok@kyoto-seika.ac.jp
電話075-702-5317 FAX075-702-8819
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京都精華大学は、文部科学省より2004（平成16）年度「特色ある大学教育支援プログラム（GP：Good Practice）」に 採択されたことを本日発表いたします。
「特色ある大学教育支援プログラム」とは、文部科学省が2003年度に発足させた、特色ある優れた教育事例を選定し、広く社会に情報提供を行うことで高等教育の改善に活用するプログラムです。本年度は全国の国公私立大学から534件の申請があり、58件が採択されています。
本学は「教育方法の工夫改善」に関するテーマに対して、「自立した学習者による社会貢献の実践教育～環境マネジメントシステムの構築を通じて～」を申請し、書類審査、ヒアリング審査を経て、このテーマに申請した102件の中から採択されました（採択率10.8％）。
■ 取組概要
京都精華大学は「自由自治、国際主義、人間形成」を掲げて開学して以来、時代に先んじた斬新で内実のある大学教育を目指しており、開学以来維持されている教職員と学生との密度の高い関係性によって、キャンパス全体を学びの場と捉えた教育活動を続けてきました。採択された本プロジェクトは、学生を自立した学習者として育成するためにISO14001の認証を受けているキャンパスを活用した教育方法の工夫と、その成果としての学生主体の社会貢献や、学生の成長が評価され採択されたものです。採択された教育方法の特長は以下の３点です。
１）理論学習と体験学習を交互にカリキュラム上へ配置することによって、段階的な学習過程や学習手法を構築し、自主的な学習者の育成支援を目指す。
２）体験学習の課題を実社会の現実的課題（環境への配慮など）と設定し、解決支援を学生が自主的・主体的に行うことにより、社会貢献的志向を持つ市民の育成を実践する。
３）地域社会問題の解決への協力を、全学的な教育活動の一環に取込みながら対応・支援し、体験学習フィ－ルド（学外組織・機関）へ具体的かつ高水準の支援実績として結実させる。
■ 「環境マネジメントシステム（ＥＭＳ）」を活用した教育方法の実践経緯
１）環境社会学科の開設と期を同じくして、全キャンパス、全教職員・学生全員を対象にＥＭＳを構築し、2000年3月にISO14001の認証を取得（全学構成員をあげての認証取得大学は本学が日本で唯一となる）。
２）2001年秋より、環境社会学科の2年生へ学内を「内部環境監査」という体験学習の場として提供開始。
３）2002年夏より、3年生による外部機関でのＥＭＳ構築支援を開始。具体的かつ高水準の支援実績をあげる。
○2002年度：学生13名（1期生）による約6ヶ月間の支援活動の結果、城陽市役所はISO14001認証を取得した。
○2003年度：学生10名（2期生）が、京都府立高校4校（八幡高校、向陽高校、北陵高校、木津高校）のＥＭＳ構築を支援。このうち八幡高校は今年2月にISO14001認証取得を実現した。
※平成16年度の学生派遣先として、京都府立高校6校、城陽市役所、大阪府下水処理場、リサイクルセンターなど10組織が予定されているほか、すでに平成17年度の予約も入り始めている。
４）高度な専門訓練のための学内フィールドを確保するために、「環境マネジメント研究所」を設立し、一般向けの「ＥＭＳ能力検定制度」を運用して当該学生には無料受験させる一方、卒業研究などの学習支援をしている。
５）本プロジェクトに参加した1期生の就職希望者全員が就職先を決定した。
以上
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