始動器内蔵形高圧ナトリウムランプ
「FECサンルクスエース」の定格寿命を24000時間に延長
(ランプ交換費用を削減し、経済性を向上)
岩崎電気株式会社(本社:東京都港区芝3-12-4)は、始動器内蔵形高圧ナトリウムランプ「FECサンルクスエース」の110Wから360Wまでの20品種について、8月1日より定格寿命を従来品の18000時間から24000時間へ延長いたします。
高圧ナトリウムランプ「FECサンルクスエース」は、水銀ランプなどと比較し、ランプ効率が高いことから、省エネルギー光源として1978年の発売以後、主として道路照明や、トンネル照明用の光源として幅広く採用されています。近年は省エネルギー性に加え、維持管理コストの削減などのさらなる経済性の向上が求められてきています。
この要求に対し、「FECサンルクスエース」は2002年7月に業界に先駆け18000時間の長寿命化を実現しておりましたが、今回、発光管の設計改善による発光管のリークおよび立ち消え、始動不良対策による光束維持率の改善を行い、さらに6000時間の寿命延長となる定格寿命24000時間を実現しました。
この長寿命化は2001年6月から開始した日本道路公団 試験研究所との共同研究により、実際の道路・トンネルでの継続的な試験およびその不点ランプ回収により、技術的課題としての不点原因を解明し、対策・改善を行い、長寿命化を達成いたしました。
また、「FECサンルクスエース」と合わせ、両口金形の高圧ナトリウムランプ「アイサンルクス<両口金形>」につきましても、8月1日より定格寿命を12000時間から18000時間に延長いたします。
当社は、今回の「FECサンルクスエース」の長寿命化により、省エネルギーに加え、維持管理コストの削減など今後も経済性の向上に貢献する製品の開発・ご提案を行ってまいります。
特長
・定格寿命を18000時間から24000時間へ延長(FECサンルクスエース)
・定格寿命を12000時間から18000時間へ延長(アイサンルクス<両口金形>)
・長寿命化によりランプ交換費用を削減し、廃棄物による環境負荷を少なくします
・FECスタータを内蔵(FECサンルクスエース)
販売目標 / 年間20万本
用途 / 道路、トンネル、街路、体育館、広場、公園、工場などの照明