NVIDIA、PC上で究極のHDムービー体験を実現する必須技術、PureVideo HDを発表
各種HD機能とHDCPのサポートを融合し、PC上でブルーレイ/HD DVD驚異的なムービー再生を可能にするPureVideo(TM) HD技術
NVIDIA(エヌビディア)コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は台湾時間6月8日、PC上でHD DVDとブルーレイによる卓越したムービー再生を実現するPureVideo HD技術を発表しました。PureVideo HDには、NVIDIAのグラフィックス・プロセシング・ユニット(GPU)によるハードウェア・アクセラレーションのほか、高精細度画像(HD:ハイディフィニション)ムービー・プレイヤーとの統合機能やHDCP機能のサポートが融合されており、メーカーや消費者は、HD DVDやブルーレイの各種ムービーを再生可能な強力なPCを容易に構築することができます。その結果、消費者はHDによる驚異的なムービー体験をPC上で楽しむことができます。
IDCのリサーチ・ディレクターであるウォルフガング・シュリヒティンク氏は、次のように述べています。「PC搭載の青色レーザーDVD技術に対する消費者の関心が高まっており、IDCでは、今後5年間で3500万基のHD光ディスクがPCに搭載されると予想しています。業界はまさにエンターテインメントの新時代へと足を踏み入れようとしていますが、PC上でHDムービーを再生するには何が必要かを一般的な消費者は知らないのが実情です。そのため、PCによるHDムービー再生で高品質なユーザ体験を提供できるPureVideo HDなどの統合ソリューションが、次世代のPCとって重要な機能となるでしょう。」
今夏に出荷開始されるHD DVDとブルーレイの映画作品に大きな期待が集まるなど、デジタル・エンターテインメントの次の革命が訪れようとしています。これらの映画は、従来のDVDの最大6倍ものディテールで生き生きとしたイメージを伝えますが、通常のDVDドライブでは再生できません。HDムービーは、専用のHD光ディスク、ハードウェア・アクセラレーション、HDCP互換ディスプレイ、新HDムービー再生ソフトウェアを必要とする新しい規格でエンコードされるためです。
そこで、NVIDIAのソリューションの出番となります。PureVideo HD技術は、HDムービー・デコード・アクセラレーション(NVIDIA GeForce 7シリーズGPUを使用)、HDCP回路、統合HDムービー・プレイヤーを備え、ブルーレイとHD DVDによる映画品質でのムービー再生をPC上で実現します。
NVIDIA PureVideo HD技術の特長は、以下の通りです。
・要求されるフォーマット(H.264、VC-1、MPEG-2)において、最小限のCPU利用率と低消費電力で、HDムービーをデコードするハードウェア・アクセラレーション
・現在最高のHD解像度である1080pで鋭い鮮明なHDムービーを再生するのに必要な先進のポスト・プロセシング機能
・PureVideo HDのハードウェア・アクセラレーションとHDCP機能を活用する有力HDムービープレーヤー・ソフトウェア企業によるサポート
PureVideo HD技術に加えて、AACS HDディスクドライブ、HDCP互換ディスプレイ、PureVideoによるHDムービー・プレイヤー(InterVideo、CyberLink、Nero等製)を搭載するグラフィックスカードなら、PC上で優れたHDムービーを楽しむことが可能です。
CyberLinkの研究開発担当副社長であるジョニー・ツェン氏は、次のように述べています。「CyberLinkは、PC上で妥協を許さないHD視聴体験を実現するという目標において、NVIDIAと使命を分かち合っています。HDムービーをスムーズに再生するには、それ専用のグラフィックス処理が必要です。CyberLinkの高度なビデオ技術であるCyberLink PowerDVDと組み合わされたとき、NVIDIA PureVideo HD技術は、消費者の皆様に最高の視聴体験をもたらします。」
このほど、ソニー、東芝、Acerなどの大手システム・ビルダーが、ブルーレイないしHD DVDによるムービー再生に対応した初のPCに、PureVideo HD技術を搭載したNVIDIA GeForce GPUを採用しました。InterVideo、CyberLink、 NeroのHDムービー・ソフトウェアは、PureVideo HD技術を完全にサポートします。一方、MSIやASUSなどのグラフィックスカード・メーカーからは、NVIDIA PureVideo HDの全機能をサポートするビデオカードが今夏にリリースされます。また、NVIDIAは、ソニー/NEC、松下電器産業(パナソニック)、パイオニア、東芝/Samsung、Philipsをはじめとする大手光ディスクメーカーと、ディスクドライブ性能の試験と最大限の互換性確保で緊密な協力体制を敷いています。
NVIDIAについて
NVIDIA(エヌビディア)コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は、一般消費者および専門家の双方のコンピュータ市場に向けた最新のグラフィックスおよびマルチメディア・プロセッサにおける世界的リーダーです。同社のGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)とMCP(メディア・アンド・コミュニケーション・プロセッサ)およびWMP(ワイヤレス・メディア・プロセッサ)は、幅広い市場で採用されており、一般消費者向けおよび企業向けPC、ノートPC、ワークステーション、PDA、携帯電話、ビデオゲーム機など様々なコンピューティング・プラットフォームに組み込まれています。NVIDIA GeForce, NVIDIA GoForce, NVIDIA Quadro, NVIDIA nForce といった製品群は、ビデオゲーム機、映画製作、放送、インダストリアル・デザイン、宇宙探査、医療画像のアプリケーションを変貌させつつあります。本社はカリフォルニア州サンタクララにあり、従業員数は世界で2,500人を超えます。詳細についてはhttp://www.nvidia.com あるいは日本語サイトhttp://jp.nvidia.com/ をご覧下さい。
本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA PureVideo HD技術およびPureVideo HD技術搭載PCの特徴、利点、使用、性能、PC用に販売される光ディスク、エンタテイメントの新時代、PC上でのHD映画再生のための必要事項、NVIDIAPureVideo HDを搭載するグラフィックス・カードの情報源・可用性、など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクや不確実性の詳細に関しては、これらに限らず、ソフトウェアあるいは製造上の欠陥、新製品の生産遅延、顧客の嗜好あるいは製品使用の変化、市場による競合技術の導入、顧客がHD映画を見る際のPC以外の機器の使用、新基準・技術導入の予想外の遅延、当社のサードパーティー・メーカーへの依存、製造コスト、競合製品・価格選択肢の影響、業界基準およびインターフェースの変更、などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2006年4月30日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。
以上