「mopera U(R)」および「mopera(R)」の迷惑メール対策を強化
NTTドコモグループ9社(以下ドコモ)は、迷惑メール対策の一環として、モバイルパソコンやFOMA(R) M1000などでご利用いただくモバイルインターネット接続サービス「mopera U」および「mopera」の各メールサービスにおいて、以下の機能を追加します。
1.587番ポートを使用したメール送信設定が可能に
「mopera U」のご契約者が、インターネット接続事業者(以下ISP)経由で「mopera U」サーバに接続してメール送信する際に使用するポートを、587番ポート(サブミッションポート)にも設定することが可能となる機能を、7月12日(水曜)より提供します。
ISPや携帯通信事業者が設立した迷惑メール対策検討グループ「JEAG」は、各ISPに対して、迷惑メール送信業者が多く使用していると想定される25番ポートを使用するメールをブロックする機能「アウトバウンドポート25ブロック」を提供し、併せて、587番ポートの使用をユーザに推奨するよう提言しており、今回の機能追加もこの提言に基づくものです。
今回の機能追加により、今後、「アウトバウンドポート25ブロック」を導入するISPが増加した場合でも、「mopera U」のご契約者は、メール送信に使用するポートを587番ポートに変更することで、ISP経由のメール送信が可能となります。
2.アドレス指定受信が可能に
「mopera U」および「mopera」のご契約者が、あらかじめ指定したアドレス(最大20個)からのみメールを受信するよう設定できる機能を、7月7日(金曜)より提供します。
3.ドコモの「mopera U」および「mopera」のサーバが、SPF方式1に対応
ドコモの「mopera U」および「mopera」のサーバにおいて、企業やISPのメールサーバからの照会に応じてIPアドレス情報を提供するSPF方式に、7月12日(水曜)より対応します。
これにより、SPF方式に対応している企業やISPのメールサーバが、「mopera U」などのドメイン名(「mopera.net」または「mopera.ne.jp」)で届いたメールを受信した際、「mopera U」などのサーバからIPアドレス情報の提供を受けることで、そのメールが本当に「mopera U」などのサーバから送信されたものかを判別し、「mopera U」などのドメイン名を詐称した「なりすましメール」を排除する対策を実施することが可能となります。
1 SPF方式:
送信サーバのIPアドレスを宣言することにより、受信サーバにおける認証を補助する方式。なお、「SPF」とは「Sender Policy Framework」の略です。
※ 「mopera U/モペラ ユー」「mopera/モペラ」「FOMA/フォーマ」はNTTドコモの登録商標です。
587番ポート宛てのメール送信設定の概要
1.対象となるお客様
「mopera U」のご契約者
2.料金
無料
3.提供開始日時
7月12日(水曜)午前0時
4.設定の方法(例:「Outlook Express」の場合)
1)メールソフトを起動し、「ツール」から「アカウント」をクリックする。
2)「メール」を選択し、「プロパティ」をクリックする。
3)「詳細設定」を選択後、「サーバーのポート番号」を「25」から「587」へ変更する。
4)「適用」「OK」をクリックする。
5)「閉じる」をクリックする。
アドレス指定受信の概要
1.対象となるお客様
「mopera U」および「mopera」のご契約者
2.料金
無料
3.提供開始日時
7月7日(金曜)午前0時
4. ご利用方法
1)「mopera」などのポータルサイト「http://www.mopera.net/」にアクセスし、「設定変更」をクリックする。
2)「メール受信/拒否設定」欄の「変更する」をクリックする。
3)「変更」をクリックする。
4)「アドレス指定の選択」欄の「アドレス指定受信」にチェックを入れて、受信を希望するアドレスを入力した後、「更新」をクリックする。
参考
587番ポートを使用したメール送信設定の概要