ヤマハ、エレクトリック・アコースティックギター「CPX700/APX700」など発売
ホールからストリートまで様々な演奏シーンに対応した音作りが可能
■新開発ピックアップシステム『Acousitc Resonance Transducer(アコースティック レゾナンス トランスデューサー)』の搭載で極めて自然なアコースティックサウンドを実現
ヤマハ エレクトリック・アコースティックギター
『CPX700/900』『APX700/900』
ヤマハ エレクトリック・アコースティックギター 『CPX900』
税込価格115,500円(本体価格110,000円)
UM(ウルトラマリン)
ヤマハ エレクトリック・アコースティックギター 『APX900』
税込価格115,500円(本体価格110,000円)
CRB(クリムゾンレッドバースト)
(※製品画像あり)
ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市中沢町10-1、社長:伊藤修二)は、エレクトリック・アコースティックギターの新製品として、“リアルアコースティックサウンド”を生み出す新ピックアップシステム『Acoustic Resonance Transducer(アコースティック レゾナンス トランスデューサー)』(注1)を搭載した、ヤマハ エレクトリック・アコースティックギター『CPX700/APX700』と、その上級モデルである『CPX900/APX900』を、9月1日(金)から発売します。
<価格と発売日>
品番 税込価格(本体価格) 発売日
品 名:ヤマハ エレクトリック・アコースティックギター
CPX700 65,100円( 62,000円) 9月1日(金)
CPX900 115,500円(110,000円) 9月1日(金)
APX700 65,100円( 62,000円) 9月1日(金)
APX900 115,500円(110,000円) 9月1日(金)
◎初年度販売予定数: 6,000台
<製品の概要>
当社はアコースティックギターの販売を開始して今年で40周年を迎えます。この間、初心者用入門モデルからプロ用のモデルまで、幅広く製品を製造、販売してきました。
今回の新製品、エレクトリック・アコースティックギターは、1960年代後半に誕生した演奏音を電気的に増幅するタイプのアコースティックギターで、当社は1983年にCWEシリーズの発売によって参入しました。以来、さらに高い音質や演奏性を追究した開発を続け、現在では「APX」「CPX」の2シリーズで、幅広いタイプの製品を製造・販売しています。今回の『CPX700/900』と『APX700/900』は、「APX」「CPX」シリーズのフルモデルチェンジとなるもので、新開発のピックアップシステム『Acoustic Resonance Transducer』を搭載し、かつてないリアルなアコースティックサウンドを実現しています。
エレクトリック・アコースティックギターは、ピックアップをアコースティックギターに内蔵させて、演奏音をギターアンプなどから出力できるようにしたものです。アコースティックギターは弦の音をボディで増幅する構造のため、ステージなど広い場所や、ドラムやエレキギターなどと共にバンド編成で演奏する場合、そのままでは音量が不足します。このため、アコースティックギターならではの音を、電気的に拡声しながら演奏したいという要望から生まれたのが、このエレクトリック・アコースティックギターです。
ギターのピックアップシステムには、ギターの弦が振動することで起こる圧力の差を電気信号に変える「ピエゾタイプ」、小型のコンデンサーマイクをギター内部に設置して空気の振動を拾う「エアマイク」、エレキギターに使われる「マグネティックタイプ」などがあり、それぞれ単体で、あるいは組みあわせて用いられてきました。
しかしピエゾタイプには、弦を弾いた時に音がやや圧縮されたように聞こえてしまう特徴があり、エアマイクにはアンプやスピーカーの近くでハウリング(注2)を起こしやすい特性があるなど、いずれもアコースティックの音色を安定して出しにくいことが課題になっていました。また、マグネティックタイプはピックアップ周辺に磁場を作り、スチール弦の振動によって生まれる磁場の変化を電気信号に変えていくもので、磁場の変化は生じないナイロン弦には使用できませんでした。
今回の『CPX700/900』『APX700/900』に搭載された新ピックアップシステムは、従来のピエゾタイプに特有の癖のあるサウンドを抑えてアコースティックギターらしい自然なサウンドを響かせると同時に、ハウリング耐性を併せ持った画期的なピックアップシステムです。また、新たに開発されたプリアンプにより、アコースティックギター本来の自然な音を損なうことなく再現します。
『CPX700/900』『APX700/900』のいずれも、ピュアな振動が得られるスプルース単板をボディの表板に使用。側版と裏板にはナトー(CPX700/APX700)、フレームメイプル(CPX900/APX900)など、アコースティックギターのボディ材として最適な材種を選択し、使用しています。
デザイン面でも、『CPX900』にモカブラック、ウルトラマリンの2色、『APX900』にモカブラック、ウルトラマリン、クリムゾンバーストの3色を新色として投入。『CPX900』のポジションマーク(フレットの位置を示すマーク)に美しい貝殻材を用いた新装飾を施すなど、ハイクオリティなサウンドにふさわしいデザインを採用しています。ただし、本体やネックの形状、厚みなど演奏時のフィット感や使いやすさに関わる部分は、これまで多くのプレイヤーに支持されてきた『CPX/APX』のスタイルを踏襲しています。
「APX」「CPX」両シリーズのそれぞれの基本特性についても、これまでの考え方を踏襲し、「APX」はアコースティックギターの音の出来るだけ忠実な実現を図りながらも、「エレクトリック・アコースティックギター」としての演奏性、エレキギターからの持ち替えの容易性、自由な音作りなどにも主眼を置き、薄胴のボディ形状の採用や内部構造の設計、開発を行ない、一方「CPX」はアコースティックギターの音の忠実な実現を目指すだけでなく、豊かな響き、所謂「箱鳴り」などのアコースティックギターの持つ特性に近付けることを主眼に置き、深胴のボディ形状の採用や設計、開発を行いました。
※主な特長など詳細は添付資料参照
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<この件に関する一般の方のお問い合わせ先>
ヤマハ株式会社
管弦打楽器インフォメーションセンター
TEL 053-411-4744
電話受付時間 月~土/10:30~19:00(祝日及びセンター指定定休日を除く)
