富士通九州システムエンジニアリング、薬物動態関連たんぱく質・薬物の情報データベースを発売
日本初、3万件を超える薬物動態関連たんぱく質・薬物の情報データベース
~ADMEデータベースバージョン4の発売
当社は、2006年10月2日(月曜日)よりADMEデータベースバージョン4を発売いたします。ADME(アドメ)データベースは、ザグレブ大学(クロアチア)のレンディック教授(*1)が文献から収集したヒトの薬物動態(*2)関連たんぱく質・薬物の情報データベースです。
本データベースは昨年の10月よりASPサービス(*3)として提供し、主に製薬企業における新薬開発に用いられています。
今回のバージョンアップでは、チトクロームP450(*4)とトランスポータたんぱく質(*5)、フラビン含有モノオキシゲナーゼ(FMO)(*6)のデータの最新情報を追加し、主要な薬物動態関連たんぱく質・薬物情報データベースの充実を図っています。さらに機能面では、薬物名をリストから選択する機能と、主要なチトクロームP450データの検索の操作性を向上させる機能を追加し、利便性を向上させました。また、お客様からのご意見を収集するためのメール通知機能を追加し、迅速にシステムに反映するための仕組みを構築いたしました。
なお、ADMEデータベースバージョン4は、2006年10月3日からパシフィコ横浜(横浜市)で開催される「オミックス医療が拓く未来2006シンポジウム」(第2回オミックス医療シンポジウム/第3回ゲノム医療情報シンポジウム)の展示ブースに出展いたします。
i.レンディック教授は、ザグレブ大学薬学部の教授であり、薬物動態分野の著名な研究者です。
ii.薬物動態とは、体内に投与された薬物の「吸収」「分布」「代謝」「排出」の各プロセスを経た薬物濃度変化の状態をいいます。
iii.ASPサービスとはインターネットを介してアプリケーションを提供するサービスです。
iv.チトクロームP450とは、薬物を体外に排泄されやすい形に代謝する酵素です。
v.トランスポータたんぱく質とは、薬物を輸送するたんぱく質です。
vi.フラビン含有モノオキシゲナーゼは薬物代謝酵素の一種であり、含窒素化合物などの酸化反応を触媒する酵素です。
【 製品名 】
ADMEデータベースバージョン4
【 特 長 】
●チトクロームP450とトランスポータたんぱく質、フラビン含有モノオキシゲナーゼの最新データを搭載しました。
●薬物名をリストから選択できるようになり、利便性が向上しました。
●チトクロームP450の検索操作性が向上しました。
●データの登録数を約1,500件増やし、合計約30,000件のデータベースといたしました。
●ご意見メールの収集機能を追加いたしました。
【 登録データ件数 】
データベース:基質/阻害剤/誘導剤
P450:17,259件
トランスポータ:11,259件
その他の薬物代謝酵素:2,033件
総合計:30,551件
【 サービス開始日 】
2006年10月2日(月曜日)
【 価 格 】
添付資料をご参照ください。
【 販売目標 】
30契約/1年間