三菱マテリアル、インドネシア銅製錬所の操業一時停止
インドネシア銅製錬所の操業一時停止に関するお知らせ
当社連結子会社であるインドネシア・カパー・スメルティング社(以下「PTS社」)のグレシック製錬所は、操業に必要な酸素供給元の生産設備トラブルにより操業を一時停止しており、操業再開の見通しなどにつきまして、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.経緯
PTS社グレシック製錬所では、製錬所敷地内に立地しているPT. Gresik Gases Indonesia (以下「PTGGI社」)より、銅製錬に必要な酸素の供給を受けていますが、去る10月6日にPTGGI社の酸素製造設備が故障し、酸素の供給が停止したことから、PTS社では製錬所の操業を停止いたしました。この操業停止以降、PTS社では、PTGGI社と緊密に連絡をとりながら早期の操業再開に向けた方策を検討してまいりました。
2.復旧の見通し及び今後の対応
現在のところPTGGI社の設備復旧時期は12月中旬となる見通しです。PTS社においても速やかな操業再開に向けた準備を行うとともに、PTGGI社に対し復旧までの期間短縮を鋭意交渉中であり、当社も早期復旧に向け全面的に支援する所存であります。現在の見通しでは電気銅の減産量は約52千トン程度と見込んでおります。PTS社製品のお客様はじめ関係各位にはご心配をお掛けし誠に申し訳なく存じますが、当社としましては影響を軽減すべく鋭意努力してまいる所存です。
3.業績への影響
操業一時停止期間における製品販売数量の減少等に伴い、PTS社業績への影響は経常利益で凡そ50億円と見込んでおりますが、当社連結業績につきましては、銅価格が高水準で推移していることに加え、電子材料等の業績が好調であることなどから、現時点では去る9月19日に発表した今期業績予想数値に影響はないものと考えております。
以上
<ご参考>
○会社概要
インドネシア・カパー・スメルティング社
社長:林峰夫
本社:インドネシア共和国、ジャカルタ
資本金:326百万米ドル(当社出資比率60.5%)
設立:1996年
操業開始:1999年
生産量:27万5千t/年
PT.Gresik Gases Indonesia
代表者:Mr. Geoff Biddle
本社:インドネシア共和国、ジャカルタ
○グレシック製錬所全景(※参考画像あり)