オートデスクとビッグバン、建設・土木分野の設計に関して協業強化
ビッグバン、設計データの有効活用を図るフォーラム
「Autodesk Civil 3D Forum」に参加
-オートデスク製品との連携で電子納品ソリューションを大幅強化-
オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:志賀徹也)と株式会社ビッグバン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:五十嵐昭)は本日、ビッグバンが建設分野の設計データの有効活用を図るフォーラム「Autodesk(R) Civil 3D(R) Forum」に参加し、建設・土木分野の設計に関する協業を進めていくことを発表しました。オートデスクは、ビッグバンの図面データ自動変換用最新ソフトウェア製品「Bigvan al-Nil 2007」を同フォーラムのCALS/EC電子納品関連ソリューション分野の認定アプリケーションとして販売協力します。また、両社は、CALS/EC電子納品関連事業において、今後も協業を強化してまいります。
ビッグバンは、CALS/ECを通して業務の効率化と合理化を図るためのCADソフトウェアや各種ファイリングソフトウェア製品の開発・販売会社です。Bigvan al-Nil 2007は、電子納品(CAD製図基準(案))に沿っていない図面に対して、図形形状を認識して電子納品図面に自動修正し、国土交通省の電子納品標準フォーマットであるSXF(Scadec data eXchange Format)図面へ高速変換するソフトウェア製品です(特許出願中)。新製品のBigvan al-Nil 2007は、11月中旬日に出荷を予定しています。
国土交通省の電子納品では、文書や図面、写真、地質調査資料毎に要領や基準が作られています。SXFは、図面類のデータ納品フォーマットとして、国土交通省や都道府県などの発注工事で急速に義務付けが進んできました。電子納品を行う際には、必要な複数の図面データ(DWGファイル)を電子納品データ(SXFファイル)に変換することが求められます。この変換処理を高速化し、電子納品データを効率的に作成することが設計者には大きな負担となっています。
Bigvan al-Nil 2007は、ソフトウェアのコアにマルチデータベースエンジン(MD2010)を採用し、変換速度を大幅に高速化している点が特徴です。また、エンジンをフル活用することで、CADデータの形状から設計工種や図面種類の判別、レイヤ振り分け、チェックおよび修正を自動で行えます。従来の自動化機能は、図形とレイヤが一致していることが前提で、自動化のための手作業によるデータ属性チェック、変更に多くの工数が必要になることが課題でした。
Autodesk Civil 3D Forumは、2005年4月にCAD関連ソフト開発会社6社で設立した土木・建築・GISなど建設分野の設計データの有効活用を図るフォーラムです。同フォーラムは、土木建設における3次元CADについて、導入前のコンサルティングからシステム構築、構築後のサポート、教育支援までを視野にいれ、ソリューションの開発・提案をしています。株式会社ビッグバンの参加により、同フォーラム参加企業は株式会社伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社フォーラムエイト、株式会社エムティシー、株式会社横河技術情報、株式会社構造計画研究所、株式会社キャドセンター、株式会社シビルソフト開発、ライカジオシステムズ株式会社の開発担当9 社と事務局の株式会社大塚商会およびオートデスクを含め11社となりました。ビッグバンは、CALS/ECの電子納品関連の機能により、オートデスクを初めとする同フォーラム参加企業が提供するすべてのソリューションを強化します。
以上
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オートデスクインフォメーションセンター TEL: 03-5992-7878
株式会社ビッグバン TEL: 03-3851-2227
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