マカフィー、iPodなどに感染するワームの駆除ツールを提供
マカフィーが、iPodとMP3のユーザに対し、感染ワームの駆除ツールを提供
~W32/QQPass.worm、W32/RJump.wormに感染したユーザに専用駆除ツール~
不正侵入防止とセキュリティ・リスクマネジメントのリーディングカンパニー、McAfee, Inc.の日本法人、マカフィー株式会社(本社:東京都渋谷区、以下 マカフィー)は、本日、iPodとMP3のユーザで感染が発生している2種のワームに対する駆除ツールを公開しました。
McAfee Avert Labsは、特定のワーム、W32/RJump.worm(別名:RJump.worm)とW32/QQPass.worm(別名:QQPass.worm)に対応した無料駆除ツールを提供します。
マカフィーでは、自社ユーザに対しては、既に本年8月15日にW32/QQPass.worm、また9月25日にはW32/RJump.wormに対応したウイルス定義ファイルを提供していますが、今回は、マカフィー以外のユーザにも対応した駆除ツール、マカフィー・スティンガーを無料で提供するものです。
W32/RJump.wormは、本年6月20日に発見され、その後、9月下旬に発売されたアップル社製ビデオiPodに対しても感染が報告されました。当ワームはPythonスクリプト言語を使用し、ウィンドウズの実行ファイルに変換されます。自身をネットワーク内や携帯記憶デバイスにコピーし、また感染マシンにバックドアを仕掛けます。
W32/QQPass.wormは、2003年2月3日に日本で発売されたMP3プレーヤーで発見され、本年8月に発売されたMP3プレーヤーでの感染があらためて報告されました。
当ワームは、一般的な特徴を有し、中国のインスタントメッセージのアプリケーションであるQQで、パスワード情報を詐取します。
McAfee Avert Labs のディレクター、Joe Telaficiは、「W32/RJump.wormもW32/QQPass.wormはしばらく顕著な動きはなかったが、感染源であるMP3プレーヤーやビデオiPodを通じて、個人ユーザの間で感染が拡大しつつあります。
MP3プレーヤー、携帯電話、デジタルカメラなど現代の多機能端末は、今までにないメモリー容量をもち、いろんなパソコンにつないで使用されており、RJump.wormやQQPass.wormなど本来感染の進行の緩慢なワームの感染媒体となり、感染を広げています。
スティンガーを使用すれば、感染しているかどうかを確認でき、感染していれば駆除できます」と語っています。
W32/RJump.wormとW32/QQPass.wormの詳細は、下記URLを参照下さい。
W32/QQPass.worm:
http://vil.mcafeesecurity.com/vil/content/v_110926.htm
W32/RJump.worm:
http://vil.nai.com/vil/content/v_139985.htm
マカフィーのユーザはすでにウイルス定義ファイルDAT4859以降(現在DAT4875)で防御されていますので、特にあらたに対策を施す必要はありません。
但し、最新のDATを適用しているかどうか確認いただくことを推奨します。
■マカフィーについて
マカフィーは、不正侵入防止とセキュリティ・リスクマネジメントのリーディングカンパニーです。マカフィーは、世界中で使用されているシステムとネットワークの安全を実現する高い実績を誇るプロアクティブなソリューションとサービスを提供しています。個人ユーザをはじめ、企業、官公庁・自治体、ISPなど様々なユーザは、マカフィーの卓越したセキュリティソリューションを通じて、ネットワークを通じた攻撃や破壊活動を阻止し、またセキュリティレベルを絶えず管理し、改善することができます。
詳しくは、 http://www.mcafee.com/jp/ をご覧ください。
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