タカラバイオ関連会社、虚血性脚部疾患を対象とした遺伝子治療の臨床試験の申請完了
当社関連会社バイロメッド社の虚血性脚部疾患を対象とした遺伝子治療の臨床試験の米国FDAへの申請完了について
タカラバイオ株式会社(社長:加藤 郁之進)の関連会社であるバイロメッド社(ViroMed Co.,Ltd.韓国ソウル市)は、本日以下の主旨の情報開示を行いましたのでお知らせします。
バイロメッド社は、虚血性脚部疾患の遺伝子治療剤VM202について、米国FDA(Food and Drug Administration)への臨床試験の申請(Investigational New Drug Application; IND Application)が完了したことを発表しました。
虚血性脚部疾患は、慢性の糖尿病などにより末梢血管が閉塞するによって引き起こされる脚部潰瘍で、激痛を伴うようになります。甚だしい場合は患部周辺が腐敗し、脚部を切断しなければなりません。
バイロメッド社はVM202の米国内臨床試験をミネアポリス心臓研究財団の傘下のアボット・ノースウェスターン病院でティモシー・ヘンリー(Timothy Henry)博士を研究責任者として開始する計画です。ヘンリー博士はアメリカで行っている多くの虚血性脚部疾患遺伝子治療剤の臨床試験を行っています。
当資料取り扱い上の注意点
資料中の当社の現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。
【バイロメッド社の概要】
社名: ViroMed Co., Ltd.
代表者: Sunyoung Kim(代表理事)
住所: 1510-8 Bongcheon-dong, Kwanak-gu, Seoul 151-818, Korea
設立: 1996年11月
事業概要: ソウル大学教授であるSunyoung Kim博士によって1996年に設立されたバイロメッド社は、遺伝子治療分野における技術・製品開発に注力しております。当社は、現在、バイロメッド社の株式の30.6%を保有しております。