松下、MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニットを開発
最大4台のアナログカメラ映像をIPネットワーク上でモニタリング可能
MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニットを開発
高速動画モニタリングと高精細画像配信の同時運用を実現
品 名:MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニット
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(代表者 遠山敬史)は、フルIP対応のセキュリティシステム「i-pro(アイプロ)シリーズ」※1のラインナップとして、MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニットを開発しました。
i-proシリーズは、当社が監視カメラシステム事業で培ってきた独自の画像処理、画像圧縮・伝送技術を活かし、運用コストの低減といったフルIPシステムの利点を活かしながら、IPネットワーク上でもセキュリティ用途にふさわしい高画質・高信頼性を実現したラインナップです。
MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニットは、アナログカメラの映像信号をデジタル変換してネットワークに配信することが可能。従来はネットワークに接続できなかったアナログカメラを使用して、さらに多彩なIPネットワーク映像監視システムを構築することができます。
またi-proシリーズは、松下電器グループのIP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」※2に対応。複数地点を結ぶ遠隔監視から大型施設の統合監視まで、多様化するセキュリティシステムへのニーズに柔軟に応えます。
【 主な特長 】
アナログカメラの映像をIPネットワーク上に配信
セキュリティシステムにふさわしい優れた操作性と高信頼性を実現
IP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応
【 お問合せ先 】
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社
<お客様>お客様ご相談センター 電話0120-878-410(受付:9時~18時<土・日・祝日除く>)
[i-proシリーズ ホームページURL] http://panasonic.biz/security/ipro/
※1:「i-pro」シリーズ:i-pro(アイプロ)シリーズは、「IP Network」と「Intelligence」と「professional」を融合するという意味のパナソニック システムソリューションズ社のIP映像セキュリティコンポーネントのシリーズ名です。
※2「Sinapse-Net」:Sinapse-Net(シナプスネット:Symphonic IP Network Architecture for People's Safety & Ecology)は、ネットワーク上の各コンポーネントがつながり、多様に連携するための情報のやり取りを共通化させるプラットフォームです。概念的に神経細胞間の情報のやり取りの接合部(Synapse:結合)に似ていることにちなみ命名し、ユーザーニーズにマッチしながら進化・発展し続ける意味も込めています。
【 特長の解説 】
1.アナログカメラの映像をIPネットワーク上に配信
MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニットは最大4台のアナログカメラが接続でき、アナログの映像信号をデジタル変換してネットワークに配信することができます。圧縮方式はMPEG-4とJPEGのデュアルエンコーディングが可能で、MPEG-4での高速動画モニタリング(QVGA 320×240:最大15 fps)と、JPEGでの高精細画像配信(VGA 640×480:最大5 fps)の同時運用を実現。JPEGのみ、またはMPEG-4のみで使用する場合は、VGA(640×480)で最大30 fpsの映像をネットワーク出力することができ、滑らかな映像を実現します。またMPEG-4での配信時は、ユニキャスト/マルチキャストのいずれも選択可能。マルチキャスト方式を用いると複数のパソコンによるモニタリングが可能で滑らかな映像の監視を実現します。
2.セキュリティシステムにふさわしい優れた操作性と高信頼性を実現
MPEG-4/JPEG方式ネットワークインターフェイスユニットに接続された最大4台のカメラ映像は、パソコンで同時表示することができます。さらに接続されているカメラがプリセットコンビネーションカメラの場合は、接続している同軸ケーブルを通じてLANあるいはインターネット上のパソコンからパン/チルト/ズーム/フォーカスなどの制御ができ、詳細なモニタリングが可能です。
またSDメモリーカード用スロットを搭載し、ネットワークに障害が発生した場合に、配信できなかったデータを自動的にバックアップとして保存します。
3.IP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応
i-proシリーズは、IP統合ネットワークプラットフォーム「シナプスネット」に対応しています。これは、松下電器グループが提供している映像監視、情報配信などのAV系システムや情報系システム、生体認証システム、および防災、照明、空調などの設備系システムを、ひとつのエリアあるいは施設で連携・統合する構想で、複数地点を結ぶ遠隔監視から大型施設の統合監視まで、用途に応じた一段と高度なセキュリティシステムの構築を実現します。