日本ショッピングセンター協会、9月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2006年9月
9月既存SC前年比 :2.1%
SC総売上高 (推計) 2兆478 億円 (前年比 3.6 % 全SCベース)
■ 売上高の概況 ■
既存SCの前年同月比売上高は+2.1%と8ヶ月連続してプラスとなった。好調要因としては、イベント効果を指摘するSCが最も多く、ついでリニューアル効果を挙げるSCが多かった。一方、不振要因としては、テナントの退店を理由とするSCが多く、次に競合SCの開店が売上に影響したとするSCが多かった。
SC構成別では、テナントの売上が+2.6%と18ヵ月連続で、前年を上回った。またキーテナントの売上は+1.0%であった。業種別では、婦人衣料テナントが好調であるとするSCが圧倒的に多く、続いてサービステナント、雑貨テナントの順となっている。キーテナントを業種別で見ると生鮮食品、婦人衣料、加工食品の順で好調であった。
立地別では、大都市の+3.8%を筆頭に中都市、小都市を含む中心地域が+3.2%と高い伸びを示した。地域別では、関東が高成長を記録したのに対し、北海道は2ヶ月連続マイナス、さらに東北もマイナスに転じた。都市規模別・地域別では13大都市が+3.2%と、その他地域+1.3%の倍以上の伸びを示した。売上効率では、関東地方が坪当たり238千円と高い効率を示した。
*SC=ショッピングセンター
※ 本調査は、2005年12月末現在の全SC 2,704 SC の中から 立地別・SC規模別に1,000 SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※ 集計SC 602 SC 回収率 60.2 %
※ 9月のSC総売上高(推計)は、2006年8月末現在の全SC2,736 SC (前年比 +53SC)をベースに算出した。
※ データに関しましては、以下からお取り込み下さい。
http://www.jcsc.or.jp/seminar/data/report_selling2006_10.htm