米オラクル、i-flexアプリケーション群の「Oracle Fusion Middleware」対応を認証
オラクルとi-flex solutions、i-flexアプリケーション群の「Oracle Fusion Middleware」対応を認証
金融サービス企業のシステムの柔軟性向上とIT実装・管理コストの低減を可能に
2006年10月25日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコ発――オラクルとi-flex solutionsは本日、「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントである「Oracle Application Server 10g」へのi-flexアプリケーション群の対応を認証したと発表しました。この認証により金融サービス企業は、多額の予算や多大な経営資源を投入することなく、サービス指向アーキテクチャ(SOA)や標準仕様に基づくビジネス・プロセスを使用して、成長力を高め、経営状況をより緻密に把握できるようになります。今回の認定は、金融サービス業界向けに包括的なビジネス・アプリケーション群を構築している、オラクルの戦略の一環となるものです。また、オラクルとi-flexは本日、「Oracle Fusion Middleware」の他のコンポーネントでもi-flexのアプリケーション群を認証する計画を発表しました。
今回、「Oracle Fusion Middleware」上で、DaybreakやFLEXCUBE、iPFB(i-flex Process Framework for Banking)、Reveleus製品などのi-flexアプリケーション群が認証されたことで、顧客はSOAの基盤づくりを進めながら、オラクルやオラクル以外のさまざまな金融サービスおよびエンタープライズ・アプリケーションの混在環境をより容易に統合し、一元的にサポートできるようになります。これまでに「Oracle Fusion Middleware」は、「Oracle E-Business Suite」、オラクルの「PeopleSoft Enterprise」、オラクルの「Retail Merchandise Operations Management」、オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」、オラクルの「Siebel CRM」アプリケーションですでに認証されていますが、今回のi-flexの認証により、i-flexのソフトウェアは、オラクルの既存の金融サービス向けアプリケーション、顧客関係管理(CRM)、会計管理、エンタープライズ・パフォーマンス管理、そのほか幅広い水平型ビジネス・アプリケーションとの統合が可能になります。オラクルとi-flexの製品を結集した、最高クラスの金融サービス業界向け製品により、顧客は自社のプ
ロセスや取引、顧客データをより容易に保護し、より豊富な情報に基づくビジネス上の意思決定を行えます。
i-flex solutionsの最高執行責任者(COO)、N R K Ramanは、「i-flexは、ITインフラ、システム、プロセスの効果的な活用によって全世界の金融機関がそれぞれの事業分野で卓越した業績を上げることができるよう、最高クラスのソリューションの提供に取り組んでいます。オラクルとの協業によるOracle Fusion Middlewareへの当社アプリケーションの認証によって、当社のソリューションのさらなる差別化が可能です。お客様は、業界で最も急速な成長を遂げているミドルウェア製品を活用してSOAへの移行をスムーズに進めていただけます」と述べています。
オラクル・サーバー技術担当シニア・バイスプレジデントのトーマス・クリアン(Thomas Kurian)は、「i-flexの認証は、お客様によるSOA対応アプリケーションの開発、展開、管理を支援しているオラクルの取り組みをはっきりと表しています。また、この認証によって、金融サービス業界向けミドルウェア・プラットフォームのリーダとしてのOracle Fusion Middlewareのポジションは一段と強化されます」と述べています。
またさらに、オラクルとi-flexでは、i-flexのDaybreakとFLEXCUBE、iPFB、Reveleusの認証を、オラクルの包括的なミドルウェア製品を構成する「Oracle Business Intelligence」、「Oracle Business Process Analysis Suite」、「Oracle Identity Management」、「Oracle SOA Suite」などのコンポーネントに対しても行う計画です。
●「Oracle Fusion Middleware」について
オラクルの包括的かつ標準準拠のミドルウェア製品群である「Oracle Fusion Middleware」は、ユーザーが異種混在のコンピューティング環境においてサービス指向アーキテクチャ(SOA)を採用し、管理することを可能にします。
「Oracle Fusion Middleware」は、現在31,000社を超えるユーザーに活用されており、ユーザーには金融、通信、製造、小売、医薬、ヘルスケア、および公共部門の大手企業や組織が含まれています。「Oracle Fusion Middleware」は、市場をリードする独立系ソフトウェア・ベンダー、付加価値再販業者(VAR)、およびシステム・インテグレーターを含め、9,000社に上るパートナー企業によって支えられています。
●オラクルについて
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com をご覧ください。
●i-flex solutionsについて
i-flex solutionsは、金融サービス業界向けITソリューションの世界的なリーディングカンパニーであり、世界120カ国に660以上の顧客を有しています。
i-flexの製品、カスタム・ソリューション、コンサルティング・サービスを利用することで、金融機関はコスト削減や市場ニーズへの迅速な対応、顧客サービスレベルの向上、リスク軽減が可能になります。
オラクルはi-flex solutionsの過半数の株式を保有しています。オラクルとi-flexは戦略的関係を通じ、全世界の金融機関に向けて比類のない包括的で統合的なソリューション群を提供しています。i-flexの専門知識とオラクルの金融サービス戦略の協調により、オラクルはi-flexのソリューションを共同で販売・再販し、i-flexもオラクルのソリューションの再販を行っています。詳細については、www.iflexsolutions.com をご覧ください。
●商標登録
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。i-flexおよびFLEXCUBEは、i-flex solutions社の登録商標です。Reveleus、Daybreak、MantasおよびPrimeSourcingは、i-flex solutions社の登録商標であり、各国で登録されています。
上記の事項は、オラクルの一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料とはなりえません。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの裁量により決定されます。