YOZAN、JSATと地域情報配信システムで事業提携
JSATとの地域情報配信システムに関する事業提携についてのお知らせ
株式会社YOZAN(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大畠潔、コード6830 ジャスダック、以下「YOZAN」)とJSAT株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:磯崎澄、コード9442 東証第一部、以下「JSAT」)は、YOZANが提供する地域情報配信システムを機動的に全国展開させるため、基本合意を締結し合弁会社設立に向けた協議を開始しましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.合弁会社設立の目的
現在YOZANは、280MHz帯の周波数を利用した「地域情報配信システム」を1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)でサービス提供しております。
このシステムは280MHz帯という電波の特性により、遮蔽物にも強く、確実なデータの着信という点において他の通信手段に比較して非常に優れており、ご導入いただいたお客様からも高くご評価いただいております。これにより現在全国の約170自治体に見積書を提出させて頂いております。また、来年度の受注予想額も約45億円に達する見込みであり事業体制の強化が喫緊の課題となっております。
一方、JSATはアジア太平洋地域における最大規模の衛星通信事業者で、衛星通信の特性を活かした、ネットワーク関連サービスや映像関連サービス等のサービスを全国にて提供中です。
本システムは両社が持つ事業上の強みを相互共有することによって、営業体制を強化し公共性の高い「地域情報配信システム」を加速的に全国展開することが可能となります。
新会社は現行のYOZAN ページャインフラと同じシステムを別途保有し、YOZANおよび連結対象子会社である沖縄テレメッセージ株式会社の営業区域以外の地域で地域情報配信システムを中心とした事業展開を行ってまいります。
現在YOZANは大手通信事業者と提携していく方針を進めており、今回のJSATとの事業提携はYOZANの事業戦略上、重要なアライアンスの第1弾となります。
2.新会社で予定している事業内容
・無線呼出事業(280MHz帯、POCSAG方式)
・インターネット経由(メールを含む)および専用回線経由での端末呼出
3.新会社で予定している事業区域
1都4県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、沖縄県)を除く地域
4.今後のスケジュール
今後、新会社設立に関する正式契約を締結すべく具体的協議を進めております。
新会社は、YOZAN66%、JSAT34%、で当初1億円の出資を行い、本年12月に設立を予定しており商品やサービスの詳細な検討を進めてまいります。
5.今後の業績に与える影響各社の業績に与える影響はありません。