UPSジャパン、福岡県に新センター開設し九州市場へ本格参入
国際物流UPS、本日福岡県に新センター開設
-九州での事業を強化-
世界最大の小口貨物輸送会社でサプライチェーン・ソリューションを提供するUPS(本社:米ジョージア州アトランタ)の国際エクスプレス輸送を専門に取り扱うUPSジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:カーティス・ミュウボーン)は本日、福岡集配センターを開設し、県内で自社による集荷サービスを開始しました。自社の配送車両、ドライバー、担当営業を投入し九州市場へ本格参入します。
自社集配の対象となる地域は、福岡市4区(博多区・東区・中央区・南区)と北九州市の3区 (小倉南区・小倉北区・八幡西区)です。今回のセンターオープンにより、自社の拠点を設け、より利便性の高い国際物流サービスを提供していきます。まず福岡市・北九州市のビジネスエリアを重点的対象とし、工場の集中するエリアへと広げていく予定です。
「今回のサービス開始により、このエリアの荷主企業は当社のグローバル・インフラを活用し、スピーディーかつ多様な国際物流サービスを利用することができるようになり、午後1時半までに出荷すればUPS自社機への当日搭載が可能になります。これにより、例えば、米国やアジアの主要都市に翌日貨物を届けることが可能になります」と、UPSジャパン、代表取締役副社長 佐藤美記男は述べています。
自社機での輸送のためスペースの確保も容易になり、通関も自社で実施するため信頼性の向上、時間やコストの縮小などのメリットがあります。さらに、当社のエクスプレスサービスは、お約束した時間に貨物が届かなかった場合のギャランティーサービスを提供しています。
九州には多くのハイテク・自動車関連の製造業が密集し、地理的にもアジアが近いため、アジア域内貿易が堅調に伸び、それに伴う設備投資も増えています。中でも福岡は九州の中心地として、古くは炭鉱とともに発達した重工業が盛んですが、近年はIT・自動車関連事業が伸びています。また交通の便も良く、アジアのゲートウエーとしての優良な立地から、ビジネスのポテンシャルの高い都市として注目しています。UPSはこの福岡の荷主企業に対し、迅速な輸送にITを組み込むことによる最先端の国際物流ソリューションを提供し、物流の効率化を支援します。
UPSは今年から日本においてサービスエリアの拡大戦略をとっており、2009年までに、日本の国際輸送ニーズの90%をカバーするエリアでサービスの提供を目指します。今回の福岡県におけるセンター開設もこの戦略の一環です。
UPSは、ジョージア州アトランタに本社を置く世界最大の小口貨物輸送会社でグローバルSCMソリューション・プロバイダーです。世界200以上の国と地域で、物、情報、資金の流れを作り、ビジネスの成功を実現するEコマースやサプライチェーン・ソリューションなどの様々なサービスを提供しています。UPSの株式は、ニューヨーク証券取引所(銘柄:UPS)で取引されています。