デル、AMD Opteronプロセッサを搭載したラック型サーバ2品を発売
デル、初めてAMD Opteronプロセッサを搭載したラック型サーバ
「PowerEdge SC1435」、「PowerEdge 6950」を発表
高い電力あたりの計算処理能力と低発熱を活かした、計算サーバおよび
Webサーバ、データセンター環境に最適な製品・ソリューションを提供
デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)は、業界標準x86系サーバ「PowerEdge」シリーズのラインアップに、初めてデュアルコアAMD Opteron(TM)プロセッサを搭載した2ソケット/4ソケットのラック型サーバ「PowerEdge SC1435」/「PowerEdge 6950」を追加し、11月より出荷を開始すると発表しました。
新製品:「PowerEdge SC1435」、「PowerEdge 6950」
価格(税込):147,525円から(PowerEdge SC1435)、1,094,100円から(PowerEdge 6950)
出荷開始日:2006年11月8日(PowerEdge SC1435)、11月18日(PowerEdge 6950)
お客様からのお問い合わせ先:044-556-6190/オンライン・ストア: www.dell.com/jp
今回発表した「PowerEdge SC1435」/「PowerEdge 6950」は、最新のデュアルコアAMD Opteronプロセッサを搭載しています。ダイレクトコネクト・アーキテクチャを採用したAMD Opteronプロセッサは、優れた演算処理能力やワットあたりの性能、システムレベルでの低消費電力と低発熱性などの特長を持ち、お客様が抱えておられる、総消費電力・発熱量の低減、ラック搭載サーバ数・計算処理能力の強化に応えます特に、xSP、インターネットサービス、データセンター環境など、金融・製造・建築、ソフトウェア開発、研究機関での開発・シミュレーションに強みを発揮します。
デルは「PowerEdge SC1435」/「PowerEdge 6950」のサーバラインアップへの追加により、単にお客様のサーバ選択肢の提供というだけでなく、データセンター、シミュレーション、開発環境などで求められる、サーバソリューションの検証・開発を進めます。具体的には、Webサーバやデータベースサーバ、計算・シミュレーションサーバ向けに、デルにてHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)の構築・運用検証やWebサーバのパッケージソリューションを提供し、導入の安全性、確実性を高め、導入に必要な時間とコストを削減できる提案を行います。
さらに、業種・利用環境を絞ったセールス/マーケティング活動を日本AMDと共同で実施し、金融分野やxSPなどの顧客に対する問題解決の提案を行うとともに、日本AMD社員がデル社内に駐在し、プリセールスや技術情報共有による対応の迅速化を図ります。
<WebサービスやHPC向けに最適化された「PowerEdge SC1435」>
「PowerEdge SC1435」は、デュアルコアAMD Opteronプロセッサ2000シリーズ(Socket F)を搭載した2ソケット/省スペース1Uラック型サーバです。AMD Opteronプロセッサと最大32GBまで拡張可能なDDR2メモリにより、従来の「PowerEdge SC1425」と比べ、最大126%のパフォーマンス向上を達成しています。信頼性・可用性では、ECC対応のDDR2メモリと、メモリ空間を最適にするノードインターリーブを実装しています。RAID(オプション)は最新のSAS 5iRでRAID 0、1が構築可能です。IPMI 2.0準拠のBMC(Baseboard Management Controller)によるリモート管理機能を備えています。拡張性は、PCI ExpressまたはPCI-Xスロットを1つと、標準でデュアルオンボードのGigabit NICを搭載、オプションでTOE(TCP/IP Offload Engine)の選択も可能です。HDDは最大2台のSAS(シリアルアタッチドSCSI)またはSATA II(シリアルATA II)を搭載可能です。管理性では、ツールレスシャーシの他、前面にKVMポート、ラック・キットにはケーブルマネージメントアームを備え、データセンターでの設置・運用の利便性を向上します。
高速な演算処理と優れた電力当たりの処理性能、低消費電力を求めるお客様をターゲットとし、Webサーバ、HPC、専用アプリケーションサーバでの利用を想定しています。検証済みの豊富なサーバ用途のオプションと柔軟なBTOを組み合わせる事で、必要なシステム構成、台数を迅速に導入が可能。データセンターのインフラ環境において、複雑さを低減し、共通した管理環境を、最新の技術と優れたコストパフォーマンスで提供します。
<次世代技術を搭載し、仮想化/大規模データベースシステムに最適な「PowerEdge 6950」>
「PowerEdge 6950」は、デルの第9世代サーバと同様の最新の標準化技術を採用し、デュアルコアAMD Opteronプロセッサ8000シリーズ(Socket F)を最大4基搭載可能な4ソケット/4Uラック型サーバです。64bit対応したAMD Opteronプロセッサと最大64GBまで拡張可能なDDR2メモリを採用しており、大きなメモリ空間を必要とするアプリケーションに対応し、優れた演算処理能力を発揮しながら消費電力と発熱量を低減・高速なメモリアクセスを実現し、仮想化サーバ(サーバ統合)やデータベース、シミュレーションサーバに最適です。ホットプラグ対応の冗長化電源、IPMI 2.0準拠BMCによるリモート管理、RAID(オプション)など高い信頼性・可用性を実現します。また、PCI-Expressスロットを8つ備え、Dell|EMCファイバチャネルディスクとの接続や、TOE機能付き(※)のデュアルオンボードGigabit NICを標準で搭載、最大5台のSASドライブの搭載が可能など、拡張性にも優れています。
最新のシステム管理ソフトウェア「Dell OpenManage 5.1」により、システム管理の簡素化と利便性、セキュリティ機能を向上し、オプションで、PERC 5/IまたはPERC 5/E RAIDコントローラやリモート管理カード「Dell Remote Access Controller 5(DRAC5)」による仮想メディアへのアクセスも可能です。
64ビットアドレッシングによる広大なメモリ空間を利用した高速なデータベースシステムや、高速な浮動小数点演算性能を要求する構造/熱/流体解析等のHPCアプリケーションを稼働させるサーバとしての利用を想定しています。さらに、サーバ統合など、コストの高いRISCベースシステムから標準化システムへの移行にも最適で、業界トップクラスの優れたコストパフォーマンスを提供します。
※TOE機能はWindows2003 Server SP1以降のOSを搭載する場合のみ、対応可能です。
添付資料
・NHNJapan 株式会社からのエンドースメント
・株式会社ウェザーニューズからのエンドースメント
・「PowerEdge SC1435」の構成価格例
・「PowerEdge 6950」の構成価格例
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。