アルバック、韓国にカスタマーサポート工場を建設
韓国におけるカスタマーサポート工場建設について
当社、アルバックマテリアル(株)(*1)(連結子会社)及び大韓民国京畿道は、平成18年11月6日付で、京畿道平澤市玄谷(Hyeon-gok)工業団地へのカスタマーサポート工場建設に関する覚書を締結いたしましたのでお知らせいたします。
記
1. 工場増設の理由
近年、大画面(液晶、プラズマ)テレビ需要が活発化したことにより、フラットパネルディスプレイ(FPD)関連の設備投資が急増しております。
当社の主力製品であるスパッタリング(*2)装置などの成膜装置は、装置稼動後に定期的な部品交換や洗浄、ターゲット材料交換といったメンテナンスが必要となります。しかしながら、ガラス基板サイズ大型化にともない、成膜装置部品の大型化が加速し、既存のカスタマーサポート体制では、対応が困難な状況になってまいりました。
このため、新たに玄谷工業団地に用地を取得、カスタマーサポート工場を建設することで、サポート体制を充実し、お客様満足度向上を図ってまいります。
2. カスタマーサポート工場の概要(予定)
(1) 所在地: 京畿道平澤市玄谷工業団地
(2) 工期: 平成19年3月~10月
(3) 敷地: 22,810m2(約6,900坪)
(4) 用途: 成膜装置部品の洗浄、表面処理等のカスタマーサポート
(5) 総投資額: 約15億円(平成23年までに段階的に投資を実施)
用語説明
*1) アルバックマテリアル(株)の事業内容
電子工業用材料(スパッタリングターゲット材料)などの製造、販売
*2) スパッタリング
半導体や液晶ディスプレイなどの立体構造を形成する金属薄膜の生成法の一つ。高真空中で、アルミニウムなどの金属の材料に高エネルギーの原子(アルゴンやそのイオン)をぶつけて、玉突きの要領で金属原子を吹き飛ばし、その金属原子をガラス基板等の表面に層状に付着させる手法。形成された薄膜層をリソグラフィとエッチングで微細加工するという操作を何度も繰り返すことによって、何層もの薄膜から構成される機能を持った素子ができる。PVD(Physical Vapor Deposition:物理的気相成長法)ともいう。
以上