リニアテクノロジー、超低消費電流の安定化60mA昇圧チャージポンプ「LTC3221」ファミリを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTC3221」ファミリを販売開始
2mm×2mm DFNパッケージ、超低消費電流の安定化60mA昇圧チャージポンプ
2006年11月7日-リニアテクノロジーは、2mm×2mmの小型 DFNパッケージで供給される安定化昇圧チャージポンプ「LTC3221/-3.3/-5」の販売を開始しました。
LTC3221EDC、LTC3221EDC-3.3、LTC3221EDC-5は高さの低い6ピンDFN(2mm×2mm×0.75mm)パッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は197円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3221ファミリは60mAの出力電流とBurst Mode(R)動作を特長とし、消費電流が8μAと極めて低いので、携帯デバイス・アプリケーションにおけるバッテリ動作時間を延長できます。LTC3221は出力電圧を調整可能で、入力電圧範囲が1.8V~5.5Vと広く、最大出力電圧は使用できる入力電圧の2倍を超えることはありません。
LTC3221-3.3は1.8Vの最小入力電圧から3.3Vの安定化昇圧出力電圧を生成し、LTC3221-5は2.7Vの最小入力電圧から5Vの出力を生成します。LTC3221ファミリは低消費電流と安定化出力を組み合わせているので、2AAセルから3.3V電源またはリチウムイオン/ポリマーから5V電源への汎用変換に加えて、低消費電力メモリ・バックアップ電源、車載センサ、RF送信機、ハンドヘルド・デバイスに最適です。
LTC3221/-3.3/-5はスイッチング周波数が600kHzと高いので、小型の外付けセラミック・コンデンサを使用可能で、スペースとコストを節減します。外付け部品数が少なく(1個のフライング・コンデンサ、VINとVOUTに2個のバイパス・コンデンサ)、高さの低いDFNパッケージで供給されるので、スペースが制限されたアプリケーション向けに極めてコンパクトなソリューションを実現します。LTC3221/-3.3/-5はこのほかに、シャットダウン時の入力からの負荷切断や短絡保護などの機能を搭載しています。
LTC3221/-3.3/-5の特長
・超低消費電力:8μAの消費電流
・安定化出力電圧:3.3V±4%、5V±4%、可変
・Burst Mode動作
・広い入力電圧範囲
-LTC3221:1.8V~5.5V
-TC3221-3.3:1.8V~4.4V
-LTC3221-5:2.7V~5.5V
・出力電流:最大60mA
・インダクタなし
・低いシャットダウン電流:<1μA
・シャットダウン時にVINから負荷を切断
・短絡保護
・高さの低い6ピンDFN(2mm×2mm×0.75mm)パッケージ
注: VINのINと、VOUTのOUTは下付け。
以上
◆お問合せ先
リニアテクノロジー(株) TEL 03-5226-7291(代表)
www.linear-tech.co.jp