住友倉庫、中国・上海市に高品質サービス提供などの新会社を設立
中国における新会社設立のお知らせ
当社は、このたび上海市に子会社を設立すると同時に、土地の使用権を取得し、倉庫施設を建設することといたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.子会社設立の目的
当社グループは、海外に進出しているお客様のサプライチェーンのグローバル化を物流面からサポートするため、海外ネットワークの拡充を図ることを重点戦略として取り組んでまいりました。とりわけ日本企業の進出が盛んな中国に注力しており、既に上海、北京、青島、香港、深セン、広州、武漢等に19か所の拠点を有し、着実に実績を積み重ねております。本年9月には、中国国内のトラック輸送に実績のある遠州トラック株式会社を子会社化し、お客様の更なる利便性の向上に努めております。このような中、当社は今後も旺盛な倉庫需要が見込まれる上海市において、新たに子会社を設立し、お客様に最新の施設をもって高品質のサービスを提供することといたしました。
2.新会社の概要
(1)会社名:住友倉儲(中国)有限公司
(英文名称:Sumitomo Warehouse (China) Ltd.)
(2)代表者:董事長 杉原公基
(3)所在地:上海市金橋輸出加工区南区W118号
(4)設立年月日: 平成18年11月3日
(5)事業内容:倉庫保管、倉庫荷役、流通加工、陸上運送、梱包及びそれらに関連する各種物流サービス、物流に関するコンサルタント業務
(6)決算期:12月31日
(7)資本金:US$20,000千(約2,365百万円)
(8)出資者:株式会社住友倉庫 100%
3.施設の概要
新会社は、上海金橋輸出加工区南区開発建設有限公司が所有する約3万9千m2の土地使用権を取得し、ここに2棟、合計延床面積が約3万9千m2の倉庫施設を建設する予定としております。建設予定の倉庫には、当社が開発した最新の在庫管理システムや貨物追跡システムを導入し、上海で需要が急増している電機電子部品の配送センターや自動車パーツセンター等を開設する計画としております。新倉庫は来年早々に着工、年末までに竣工する予定です。
当社は、上海市においては、既に浦東新区外高橋保税区等に約3万5千m2の保税倉庫を運営する上海住友倉儲有限公司や、外資主導のフォワーディング会社(当社70%、上海外経貿投資(集団)有限公司30%)としては第一号の上海住倉国際貨運有限公司を有し、華東地区で活動するお客様の要請に幅広く応えてまいりました。今般の金橋輸出加工区における倉庫建設により、新たに保税地区外におきましても物流機能が充実することとなります。上海市におきましては、引き続き増大する物流需要に応えるとともに、お客様にご満足いただくべく、物流サービスの高品質化に努めてまいります。
4.子会社設立の日程
(1)営業許可年月日:平成18年11月3日
(2)出資金払込:平成18年11月20日(予定)
5.今後の業績に与える影響
今回の子会社設立による当社の平成19年3月期における連結業績に与える影響は軽微であります。
(ご参考)
金橋輸出加工区は、1990年中国国務院の批准を経て、全国に先駆け「輸出加工区」として整備された中国の代表的な開発区です。総面積は27km2で、日系企業を始め約400社の外資系企業が進出しています。また金橋輸出加工区は、浦東国際空港まで11km、外高橋港まで19km、上海市街地まで18kmという絶好の立地にあります。
以 上