持田シーメンスメディカルシステム、筋肉・関節の痛みを和らげる最新の半導体レーザー治療器を発売
パルス照射のレーザー光で筋肉・関節の痛みを和らげる
最新の半導体レーザ治療器
「メディレーザソフトパルス10」新発売
持田シーメンスメディカルシステム株式会社(社長:石井秀一、本社:東京都千代田区)は、11月7日、高出力パルス照射で従来比2倍の深さの患部までレーザー光を伝達させる最新の半導体レーザ治療器「メディレーザソフトパルス10」を発売いたしました。
1.半導体レーザ治療器とは
低出力のレーザー光が血管・神経に作用し、筋肉や関節の炎症による疼痛を和らげます。照射時に不快な痛みや熱さを感じず、他の物理療法に比べて治療時間が短いことが特長で、整形外科や内科を中心に、肩こり、腰痛や帯状疱疹後神経痛などの治療にも使用されています。
本年4月の診療報酬改定では、レーザ治療器の診療報酬区分が新設され、「J119-3:低出力レーザー照射35点」で算定されています。
2.「メディレーザソフトパルス10」の特長
(1)高出力のパルス照射でより深い患部までレーザー光を伝達レーザー光は生体内では拡散・吸収により急激に減衰するため、どれだけ深くレーザー光を伝達させられるかは、レーザ治療器の大きな課題といえます。
本製品は、照射方式を従来の1Wの連続照射からピーク出力10Wのパルス照射(※)にしたことで、強い熱の発生を抑えながら、安全により深い患部まで確実にレーザー光を伝えることができ、従来装置(メディレーザソフト1000)に比べ約2倍の深達度と10倍のレーザー光強度を実現しました。これによって従来に無い、より深い部位の治療が期待できます。
(2)コンパクトなデザインとシンプルな操作方法で効率的な治療環境を実現
持田ブランドの実績とノウハウを活かし、施術者にも満足いただける治療器を目指しました。本体床面積は、10Wの大出力半導体レーザー素子を搭載しながらも、従来装置の70%と小型化を実現しており、ハンドリングの良い専用カート(標準装備)で、診察室やベッド間での設置・移動も楽に行えます。操作方法はシンプルで、ボタン1つで照射モードと照射時間を選択できます。プローブは軽く、ポイントに照射しやすい形状で、オプションのプローブ保持アームを使用すればさらに施術者の手間が省けます。
当社は2003年持田製薬(株)の医療機器部門の分社により発足いたしました。産婦人科領域における超音波診断装置は長年トップシェアを維持しており、2004年のシーメンス社との業務・資本提携により、現在は循環器・腹部領域にも進出しております。
半導体レーザ治療器は1988年の発売以来、より優れた製品の開発に取り組んでおり、現在では圧倒的なシェアを誇っております。
当社は今後も痛みにお悩みの患者様のQOLに貢献できるよう、安全で機能性の高い医療機器の提供に努めてまいります。
●「メディレーザソフトパルス10」の概要
販売名:メディレーザソフトパルス10
(MODEL MLD-1006)
一般名:半導体レーザ治療器
使用目的、効能又は効果:筋肉・関節の慢性非感染性炎症による疼痛の緩解
発売日:2006年11月7日
承認番号:21800BZX10102000
製造元:松下電器産業株式会社
価 格:430万円
販売対象:内科、整形外科、外科、ペインクリニック科
販売目標:初年度200台
〈製品に関するお問合わせ先〉
持田シーメンスメディカルシステム株式会社企画部
東京都練馬区貫井4-41-20 TEL.03-3926-0113
FAX.03-3926-8777
E-mail webmaster@msm.mochida.co.jp
URL.http://msm.mochida.co.jp
*補足資料あり。