アイリスオーヤマ、事故防止の安全基準に基づいて設計されたシュレッダー8機種を発売
アイリスオーヤマ
安全対策シュレッダーを発売
アイリスオーヤマ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:大山健太郎、以下アイリスオーヤマ)は、指の切断や、はさまれて抜けなくなるなどの相次ぐ家庭内でのシュレッダー事故発生を受け、事故を防止するための独自の安全基準に基づいて設計されたシュレッダーシリーズを11月20日より発売します。
発売するのは、パーソナルタイプ(=細断枚数10枚未満の家庭用)6機種、オフィスタイプ(=細断枚数10枚以上の業務用)2機種の計8機種です。
アイリスオーヤマでは、米国製品安全規格(通称:「UL規格」)や日本の玩具安全基準(通称「ST基準」)を参考にしながら、シュレッダーの紙投入口幅や投入口から刃先までの距離について独自の安全基準を定めました。新製品の8機種はすべてこの基準を満たして設計されています。
さらに、モーターの引き込み力が強いオフィスタイプは紙投入口を囲む形状の緊急停止スイッチを設けました。細断時に誤って紙と一緒に手が巻き込まれても、手がスイッチ部分に触れた時点でモーターの作動が停止します。また、ネクタイやアクセサリー、髪の毛などが巻き込まれた場合にも、スイッチに触れることで緊急停止させることができます。
※添付資料を参照
新製品の発売にともなって、アイリスオーヤマでは従来製品をすべて生産終了とし、お客様が安心・安全にお使いいただけるシュレッダーの販売を強化いたします。
また、当社製品には「お子様に使用させないでください」「安全のために使用後は電源コードを抜いてください」と記載した警告シールを紙投入口付近に貼付しているほか、店頭販促物でも同様の注意を記載することで、シュレッダーを使用するお客様の注意喚起を促しています。
アイリスオーヤマでは、事故の再発防止に向けた取組みを今後一層強化して参りま
■安全基準について
経済産業省では、2007年2月までに電気用品安全法の技術基準を強化・改正し、同様のシュレッダー事故発生の防止を目指しています。また、シュレッダー生産メーカーの業界団体である、社団法人ビジネス機械情報システム産業協会・シュレッダー部会でも業界の自主基準を策定しており、今年中に基準が固められる見込みです。
アイリスオーヤマでは事故の発生以来、より安心・安全にお使いいただけるシュレッダーの開発が急務と考えて参りました。新商品開発に際しては、改正される電気用品安全法や業界団体自主基準の内容を待って設計にとりかかるべきかもしれません。しかしながら、事故を根絶するためには安全設計のシュレッダーを1日も早く発売することがメーカーとしての責任であると考え、独自の自社安全基準を策定し製品開発をおこないました。
当社の安全基準は米国製品安全規格などを参考に作り上げたもので、安全性を第一に優先させた厳しい内容です。今後発表される電気用品安全法の改正内容や業界団体自主基準にも適合するものと予想しています。
※新製品に関する読者のお問い合わせ先:0120-211-299