マイクロソフト、車載情報端末向けソフトウェアプラットフォームを発売
■車載情報端末市場における新たなソリューション
Windows(R) Automotive 5.0 Service Pack 2の提供を開始
~普及価格帯の車載情報端末向けソフトウェアプラットフォーム機能を追加~
マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区)は、車載情報端末向けソフトウェアプラットフォーム「Microsoft(R) Windows(R) Automotive 5.0 Service Pack 2」(以下Windows Automotive 5.0 SP2)の提供を開始したと発表しました。
Windows Automotive 5.0 は、Windows CE 5.0をベースとして車載情報端末向けに高品質と信頼性を追及したソフトウェアプラットフォームで、2005年7月の提供開始以来、国内外を問わず、自動車メーカーと車載情報端末メーカーに幅広く採用されています。Windows Automotive 5.0が備える機能のモジュール化により、最新技術を生かした高機能・高品位な車載情報端末を早期に実現できるようになりました。
今回提供されるWindows Automotive 5.0 SP2では、Windows Automotiveとしての機能を改善すると共に、新たに価格競争力のあるCPU (SH-MobileR 及び ARMコアCPU) と、より小さいメモリ領域 (DRAM 64MB) でも端末設計を可能としました。それにより、従来のWindows Automotiveが広く採用されている高機能、高品位な車載情報端末開発から、気軽に使える普及価格帯の車載情報端末開発まで、幅広くWindows Automotiveの応用範囲が広がります。
日本市場では、その道路環境や交通事情からナビゲーションシステムの重要性が高く、また、ヨーロッパや北米市場では、普及価格帯ナビゲーション市場が大きく成長しており、ユーザーが求める車載情報端末は、高機能、高品位な製品から普及価格帯の簡易な製品まで広範にわたります。Windows Automotive 5.0 SP2は、日々高まるユーザーからの仕様や価格に対する幅広いニーズに迅速に対応できるよう、搭載する車に合わせて最適な情報端末を開発することができます。
Windows Automotive 5.0 SP2の配布により、車載情報端末メーカーは、高価格帯から普及価格帯までの車載情報端末のソフトウェアプラットフォームを共通化することが可能となり、開発期間の短縮や開発コストの低減を図ることができます。
マイクロソフト株式会社では、マイクロソフトコーポレーションとの連携のもと、車載情報端末先進国である日本の市場ニーズに迅速に応えられるソフトウェア開発に向けて、日本に車載情報端末向けのソフトウェアプラットフォーム開発チームを1999年より設置しています。
マイクロソフトは今後も、自動車メーカー、車載情報端末メーカー、車載情報端末向け開発者、テレマティックスポータル、コンテンツプロバイダーなどと協力し、車載情報端末のみならず、PC、携帯電話、携帯音楽プレーヤー等との連携に積極的に取り組みます。
◆マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。