シマンテック、情報漏洩を防ぐ次世代メールセキュリティソリューションを発表
シマンテック、情報漏洩を防ぐ次世代メールセキュリティソリューションを発表
統合型コンテンツフィルタリング機能によって企業情報を守り、コンプライアンスを遵守する
Symantec Mail Security 8300 シリーズ
シマンテック コーポレーション(Nasdaq:SYMC、以下、シマンテック、代表取締役社長:木村 裕之)は本日、次世代のメールセキュリティソリューション、Symantec Mail Security 8300 シリーズを発表しました。この製品は、企業が電子メール経由で外部とやり取りする情報について、リスクを低減するものです。新たに統合されたコンテンツフィルタリング機能によって、情報漏洩を防ぐとともに、メールコンテンツに関する法令や社内ポリシーのコンプライアンスを確保します。
Advanced Internet Security社の共同創業者である社長、ゲイリー キャノン(Gary Cannon)氏は次のように述べています。「Symantec Mail Security 8300 シリーズでは、さらに機能が強化/追加されており、情報資産を確実に保護するとともに、エンドユーザーに届くスパムやウイルスの量を最小限に抑えることができます。今回強化した機能のなかでとくに注目したいのが、コンテンツフィルタリングで、当社の顧客も歓迎するでしょう。Symantec Mail Security 8300 シリーズは、同種製品の中でも最高のソリューションです」。
Enterprise Strategy Groupのセキュリティアナリスト、エリック オグレン(Eric Ogren)氏は次のように話しています。「各社のセキュリティ担当者は口をそろえて、電子メールこそ企業にとって一番重要なアプリケーションだと言います。また当社の調査では、電子メールが機密情報漏洩の最大の原因となっています。企業には、高い管理性を有するとともに、機密情報の漏洩を防ぐセキュリティ手段が必要です。シマンテックでは、コンテンツチェック、メール内容のチェック、設定済みのコンプライアンスガイドラインなどをひとつの管理しやすいアプライアンスの形に統合することで、安全なメッセージングを実現します」。
シマンテックのエンタープライズセキュリティおよびデータ管理担当グループプレジデント、ジェレミー バートン(Jeremy Burton)は次のように語っています。「電子メールに関連する脅威は、この一年半で急激に変化してきました。今では脅威を社内に入れないだけでなく、企業の機密情報が絶対に社外に漏洩しないようにしなくてはなりません。Symantec Mail Security 8300 シリーズは、企業の機密情報を内外の脅威から先行的に保護します」。
Symantec Mail Security 8300 シリーズは、業界最高のスパム対策、ウイルス対策、広範なコンテンツフィルタリングの各機能を統合した製品であり、送受信双方の電子メール脅威を阻止します。コンテンツフィルタリングツールのリストも増えました。ドメイン別およびポリシーベースのTLS暗号化、インシデント管理、添付ファイルを含むメールコンテンツ全体に対するキーワードおよび定型表現スキャンなどです。これらのツールは、真のファイル種別認識機能とともに、社内ポリシーや法令遵守に役立ちます。
新たなオプションのPremium Content Control機能は、基本的なコンテンツフィルタリング機能を拡張強化するもので、情報漏洩に伴うリスクを緩和できるほか、医療保険の相互運用と説明責任に関する法律(HIPAA)、Gramm-Leach-Bliley法(GLBA)、Sarbanes-Oxley法(SOX)など産業法規の遵守も行なえます。本製品には50種類の設定済み機密情報保護ポリシーが用意されており、うち15種類は各業界の適用法令に対応したものです*。これらのポリシーテンプレートを使って自社独自の対応を追加することで、よく使われるコンプライアンス規則やデータに関するベストプラクティスをすぐに実施することができます。またこのオプション機能には、ポリシーテンプレートを補完するものとして、キーワードやフレーズを収録した60件の登録済み辞書も用意されています。HIPAA用の薬品/治療法/疾病キーワード、SOX用の金融用語などです。また社会保障番号、パスポート番号、免許証番号、ABA/ルーティング番号など機密情報を検索する35種類以上のパターンも用意されています。
*現在欧米のポリシーのみ対応
Symantec Mail Security 8300 シリーズには、新たなウイルスが発見されてからウイルス対策定義ファイルが配布されるまでの期間を最小に抑える、ゼロデイウイルス防止効果があります。また本製品は、インターネット上でやり取りされる添付ファイルをリアルタイムで監視するSymantec Probe Networkの機能と、サイトに関するヒューリスティックスや分析を併用しています。そのため、ウイルスや大量メール送信型ワームの特徴を示す疑わしい添付ファイルは別途キュー処理して、定義ファイルを入手するまで保留しておくことができます。管理者は、メールの削除、添付ファイルの除去、通知の作成などをグループ単位で行なうことができます。さらに、グラフィカルなメールトラッキング機能によって、本アプライアンスが行なった各メールの処理を容易に確認できるほか、スロットリング機能はローカルレピュテーション分析によってスパムを減らし、悪意のある送信者をIPレベルで拒否することでフィルタリングのパフォーマンスも向上しています。
Symantec Mail Security 8300 シリーズは容易に導入可能で、企業ネットワーク内での動作も透明性があり、企業のニーズ拡大に応えられるスケーラビリティを備えています。環境設定次第では、15万人以上のユーザー、1日2500万件以上のメール負荷を持つ企業でも、パフォーマンスとスケーラビリティを向上させることが可能です。また管理者は、Webベースの一元管理コンソールから多数のアプライアンスを容易に管理し、さまざまなトレンド、攻撃データの統計、コンプライアンスインシデントについての状況を把握することができます。
Symantec Mail Security 8300 シリーズは、業界をリードするシマンテックのBrightmail AntiSpamエンジンをベースにしており、20種類以上のスパムフィルタリングを駆使しています。スパムシグネチャ、ヒューリスティック、レピュテーションフィルタ、言語判別などの独自手法です。スパムルールの自動更新は5分ごとに行なわれ、分単位で最新の保護効果を発揮するほか、定評あるシマンテックのウイルス対策テクノロジーを使ったリアルタイムスキャンによって、電子メールの脅威から保護します。本製品は、スパム検知率、判定精度99.9999%を実現し、個々のスパムを精査する必要なく、スパムを安全に削除できます。
●価格と入手方法
Symantec Mail Security 8300 シリーズアプライアンスは、11月下旬より入手可能です。価格および入手方法につきましては、こちらのWebサイト( http://www.symantec.com/Products/enterprise?c=productlicensing&refId=1721&psId=41099&cid=1013&ln=ja_JP )の販売代理店各社までお問い合わせください。
●Symantec Enterprise Messaging Management
シマンテックは、メッセージング システムやデータを安全で利用しやすい状態に保つ、包括的なエンドツーエンドのEnterprise Messaging Management機能を世界で初めて導入しました。Symantec Enterprise Messaging Managementは、大量のスパム削減、ウイルスやワームの阻止、アーカイブによるメッセージのライフサイクルの自動管理によって、また、顧客の通信インフラを障害回復力の高い状態に保つことで、不要なコストの削減に寄与するための業界先進の製品やサービスを提供しています。
以上
< シマンテックについて >
シマンテックは、個人および企業ユーザーに、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、および完全性を実現するためのソリューションを提供する世界的リーダー企業です。カリフォルニア州クパティーノに本社を置き、世界40カ国以上に拠点があります。詳細は www.symantec.com をご覧下さい。
*Symantec社の名称、ロゴ、は、米国Symantec Corporationの米国内およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他製品名などはそれぞれ各社の登録商標または商標です。