日本チェーンストア協会、10月の販売概況を発表
平成18年10月度・チェーンストア販売概況
★ 全体の概況
平成18年10月度は、食料品が伸長したものの、月後半に気温が高い日が続いたため、秋冬物衣料、暖房関連品の動きが鈍かったことや、サービス・その他(商品供給高)が大きく減少したことから、総販売額は前年同月を下回った。
※会員企業数 85社 / 店舗数 8,814店
※総販売額 1兆1,401億円 (店舗調整前) 97.8% (店舗調整後) 96.9%
<部門別の概況>
・食料品 6,906億円 (店舗調整前)101.0% (店舗調整後)100.2%
・衣料品 1,510億円 (店舗調整前) 93.3% (店舗調整後) 93.1%
・住関品 2,255億円 (店舗調整前) 98.9% (店舗調整後) 97.1%
・サービス 45億円 (店舗調整前) 50.4% (店舗調整後) 49.6%
・その他 684億円 (店舗調整前) 82.8% (店舗調整後) 82.7%
★ 商品別の動き
<食料品>
●農産品の野菜は、キャベツ、白菜、きゅうり、トマト、にんじんは好調だが、松茸、ほうれん草は不調。果実は柿、りんごは好調だが、みかんは不調。
●畜産品は、月後半気温が高く鍋物用を中心に動きが鈍かった。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、 鮮魚は鍋物用を中心に動きが鈍かった。塩干は塩鮭は好調だが、魚卵は不調。
●惣菜は、温惣菜はスナック、焼き物は好調だが、中華、揚げ物は不調。要冷惣菜はサラダなどの洋惣菜は好調。寿司、米飯の動きは良かった。
●その他食品は、気温が高く飲料、アイスクリームは好調。酒は好調。日配の洋風デイリーはデザートは好調だが、牛乳は不調。和風は漬物、生麺類、水物、練物は不調。ベーカリーは菓子パン、和生菓子は好調。
<衣料品>
●紳士衣料は、ビジネス関連はジャケット、スラックスとも不調。カジュアルはカットソー、ニットシャツとも不調。服飾はドレスシャツ、ネクタイとも不調。
●婦人衣料は、外装はジャケット、スーツ、フォーマルとも不調。トップスはカットソーは好調だが、ブラウスは不調。ボトムスはパンツ、スカートは好調。
●その他衣料・洋品は、インナーの肌着、パジャマは不調。子供はベビー、トドラー、男児、女児とも好調。婦人ブーツの動きは良かった。
<住関品>
●日用雑貨品は、行楽用品、和・洋食器、調理器物、台所用品は好調。バス用品は好調だがトイレ用品は不調。玩具はゲーム、男児は好調だが女児は不調。手帳、カレンダーを中心に文具は好調。ペーパー類は不調。旅行カバンの動きは良かった。
●医薬・化粧品は、医薬品は好調だが、健康食品は不調。カウンセリング化粧品、一般化粧品とも好調。シャンプー、防虫・芳香剤、洗剤は好調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品、組み立てボックス、スチール家具は好調。寝具・寝装品は布団を中心に不調。インテリアはカーペット、クッションは好調だが、カーテンは不調。
●家電製品は、液晶TVは好調だが、オーディオ関連は不調。洗濯機、冷蔵庫は好調だが、気温が高く石油・ガス暖房、電気暖房は不調。クリーナー、健康家電は好調。
●その他商品は、スポーツ用品、スポーツウェアは好調だが、ゴルフ用具、ゴルフウェアは不調。ペット用品、園芸用品の動きは良かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.0%であった。