大日本スクリーン、ソフト開発環境の効率化を実現する「Qualityflow」を発売
ソフトウエア開発管理システム「Qualityflow」を発売
~現場生まれの管理システムにより、開発環境を改善~
大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区)のソフトウエア・テンナインカンパニー(社長:奥本 清文)は、ソフトウエア開発の効率化を実現する開発管理ソフトウエア「Qualityflow」の販売を、2006年12月から開始します。
近年、国内のソフトウエアの開発現場では、ビジネス形態の変化に伴う新技術に対応するため、高品質のソフトウエアを迅速に提供することが使命となっています。そのため、企業のソフトウエア開発部門では、テスト技術者をはじめとする人材の育成だけでなく、開発環境のインフラ整備に向けた本格的な取り組みが不可欠となっています。
今回発売する「Qualityflow」は、ソフトウエア開発を取り巻くこのような動向を背景に、開発管理システムの導入を模索する企業のニーズに応えるもので、当社技術部門の管理ツールとして制作し実績を重ねた独自のソフトウエアを応用展開。開発現場の抱える問題を顕在化させ管理することにより、開発環境のインフラ整備を実現します。顧客の要求内容をリストアップする「要求管理システム」、合理的なテスト方法を策定する「テスト管理システム」、試作したプログラムの障害個所を管理者に迅速に伝える「障害管理システム」、そして各システムからの情報を一元管理する「ドキュメント管理システム」などをラインアップ。要求項目の定義から製品リリースに至るまで、計画的で一貫したソフトウエア開発と品質管理を可能にします。また、細分化され並行して進む開発プロジェクトにおいて、各種履歴情報など全体にかかわる情報を技術者全員が共有できるため、品質の向上、開発期間の短縮をはじめ、入力情報の一元化によるTCO※の大幅な削減を実現するシステムとなっています。
今後、当社は「Qualityflow」の積極的な販売活動を展開するとともに、関連ソフトウエアを順次追加し、ソフトウエア開発管理システムのデファクトスタンダードを目指します。また、「Qualityflow」によって確立した技術をさらに発展させ、さまざまな分野への応用展開を図り、ソフトウエア開発環境の改善に貢献していきます。
※TCO
Total Cost of Ownershipの略。企業がコンピューターシステムを活用して業務を遂行する際に発生するコストの総額のこと。システムの導入から、維持、管理に掛かるすべての費用が含まれる。
*「Qualityflow」は、2006年12月6日から8日まで千葉「幕張メッセ」で開催される「SEMICON Japan 2006」において、当社ブースの専用コーナーでデモンストレーションを行います。
<販売開始予定>
2006年12月下旬
<国内希望販売価格(消費税別)>
600万円(標準パッケージ)
<年間販売数(初年度)>
20セット
■ソフトウエア・テンナインカンパニー
大日本スクリーン製造株式会社の社内カンパニーの一つ。当社の各事業カンパニーやグループ会社からの受託開発をはじめ、調査・企画から開発、顧客対応まで、ソフトウエア開発に関するあらゆる業務を担う。100%の完成度と顧客満足を追求したソフトウエアを開発したいという思いから、「テンナイン」(99.99999999%の純度を表す言葉)と名付けられた。