ノバルティス、「禁煙成功者vs失敗者 意識と行動の追跡調査2006」結果を発表
喫煙者の【今年の禁煙事情】
禁煙成功者 vs 失敗者 意識と行動の追跡調査 2006
喫煙者の4人に1人が今年禁煙にチャレンジ、半数以上は既に失敗!
今年始まった禁煙外来や補助薬への保険適用を禁煙挑戦者の7割が「知らない」
ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:馬場宣行)は、喫煙者7,091名及びその中で2006年に禁煙を試みた1,209名を対象として、『禁煙成功者 vs 失敗者 意識と行動の追跡調査2006』を実施いたしましたので、その結果と調査概要につきまして、お知らせ致します。
2006年は、喫煙者が禁煙をスタートさせるきっかけになるような、たばこに関する社会の動きが多く見られた1年でした。4月の診療報酬改定で「ニコチン依存症管理料」が新設され、医師による禁煙指導が保険適用になり、6月からは、ニコチンパッチ(ニコチネル(R) TTS(R))が薬価収載され、禁煙補助薬を使用する禁煙治療の保険診療も可能となりました(※)。7月には2003年7月以来3年ぶりとなるたばこ増税で、たばこの値上げも行われました。さらに10月には、喫煙率の低減へ向けた国の数値目標設定の動きも報じられています。そうした中ノバルティス ファーマでは、たばこ増税から3カ月となる2006年の10月に、喫煙者及びその中で今年禁煙にチャレンジした人たちを対象とし、禁煙に対する意識と最新の実態を探る調査を行いました。調査結果の主な要旨は以下の通りです。
(※)ニコチネルTTSの保険適用は「ニコチン依存症管理料の算定に伴って処方された場合に限る」こととされています。
院外処方の場合には処方せんの備考欄に「ニコチン依存症管理料の算定に伴う処方である」と記載することとされており、条件付の保険適用となっています。
●喫煙者の4人に1人が今年禁煙に挑戦!成功者は半数以下に留まる
*喫煙者の24%が今年禁煙に挑戦済。しかし、53%が既に継続を断念
*今年、禁煙に挑戦した人の60%が、「7月のたばこ増税」を禁煙のきっかけに
*禁煙失敗者の52%が1カ月以内に禁煙を断念。80%が2カ月以内に挫折・・・
●【失敗者からみる禁煙の落とし穴】
「気合とガマンだけ」で今年禁煙した人の6割近くが、既に禁煙継続を断念!
*「気合とガマン」で禁煙派が50%。「水や(ニコチン含まない)ガムで紛らわす」人も43%
*しかし、「気合とガマン"だけ"」で禁煙の継続に成功できた人は43%に留まる。57%が既に失敗
*禁煙継続を挫折した人の54%が「仕事のストレス」、51%が「抑えきれない衝動」を経験
*禁煙に挫折してしまった人の95%が「いずれ禁煙したい」と考えている。72%が「近いうちに」
●【成功者に学ぶ止めかたとメリット】
やり方次第? 禁煙成功者の半数以上が「禁煙は辛くなかった」と回答
*「インターネットの活用」で70%、「禁煙外来の受診」で69%の禁煙挑戦者が、禁煙継続に成功
*禁煙成功者の56%が「禁煙は辛くなかった」。大切なのは、自分にあった方法の選択?
*禁煙に成功した人の70%以上が、体調面や生活・心理面での"いい変化"を実感
体調面の変化「タンが絡まなくなった」がトップ。生活・心理面では「お金が節約できた」がトップ
●禁煙外来・ニコチンパッチ(ニコチネル(R) TTS(R))の保険適用開始を、禁煙挑戦者の7割超が「知らない」
*禁煙に失敗した人の41%が「次回禁煙では禁煙外来を受診したい」
受診したい理由は「自分の意思だけでは禁煙できそうにないから」が最も多く74%に
*禁煙外来の受診を考えていない人の理由は、「高額そうだから」がトップで43%
*一方、「禁煙外来」「ニコチンパッチ(ニコチネル(R) TTS(R))」の(一部条件付)保険適用開始を、今年禁煙に挑戦した人の72%が「知らない」。高い成功率の裏で保険適用への周知不足が明らかに。
調査の概要と各調査結果の詳細につきましては、次頁以降をご参照ください。
【 ノバルティス ファーマ株式会社について 】
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品とコンシューマーヘルスの世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体の2005年の売上高は322億米ドル(約3兆5,433億円)、当期純利益は61億米ドル(約6,755億円)、研究開発費は48億米ドル(約5,330億円)でした。全世界で約97,000人の社員を擁しており、140カ国以上で製品が販売されています。 http://www.novartis.co.jp/
*2005年の会計基準ベース
(※ 詳細は添付資料を参照してください。)
以上