日本産業機械工業会、10月の産業機械受注状況を発表
平成18年10月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、3,283億100万円、前年同月比105.2%となった。
内需は、2,422億100万円、前年同月比99.6%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比102.3%、非製造業向けは同114.1%、官公需向けは同87.3%、代理店向けは同95.6%であった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(125.0%)、タンク(231.0%)、圧縮機(117.8%)、送風機(166.9%)、運搬機械(148.4%)、金属加工機械(110.2%)、その他機械(113.1%)の7機種であり、減少した機種は、鉱山機械(46.4%)、化学機械(冷凍含)(78.6%)、プラスチック加工機械(68.9%)、ポンプ(70.2%)、変速機(98.1%)、の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、861億円、前年同月比124.7%となった。
本月、プラント案件は無かった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(270.1%)、鉱山機械(581.5%)、化学機械(冷凍含)(194.0%)、タンク(比率は前年同月の受注金額がマイナスのため計上できず)、圧縮機(137.3%)、送風機(691.1%)、変速機(127.3%)、金属加工機械(126.4%)、その他機械(117.6%)の9機種であり、減少した機種は、プラスチック加工機械(81.8%)、ポンプ(50.3%)、運搬機械(79.2%)の3機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
紙・パルプ、電力、外需の増加により前年同月比142.5%となった。
(2)鉱山機械
鉱業、建設、代理店の減少により同65.2%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
石油・石炭、その他製造業、官公需の減少により同91.0%となった。
(4)タンク
化学、電力の増加により同262.9%となった。
(5)プラスチック加工機械
その他製造業、外需の減少により同75.8%となった。
(6)ポンプ
官公需、外需の減少により同65.4%となった。
(7)圧縮機
一般機械、外需の増加により同127.3%となった。
(8)送風機
鉄鋼、自動車、外需の増加により同196.0%となった。
(9)運搬機械
鉄鋼、情報通信機械、電力、その他非製造業の増加により同119.5%となった。
(10)変速機
電力、外需の増加により同103.9%となった。
(11)金属加工機械
鉄鋼、外需の増加により同116.5%となった。