SBIホールディングス、中国の清華ホールディングスと中国人民元建て投資ファンドを設立
中国の清華ホールディングスと中国人民元建て投資ファンドの共同設立について
当社はこのたび、中国の著名な最高学府の一つであるTsinghua University(清華大学)が100%保有するTsinghua Holdings Co., Ltd.(清華ホールディングス)と、中国の有望な企業を投資対象とする新たな投資ファンドを共同設立することで基本合意いたしました。
本ファンドは、出資約束金額3,000万米ドル相当を中国の現地通貨である人民元(RMB)建てで投資する予定となっており、投資ファンド設立にあたっては両社50%ずつの出資によるアセットマネジメントカンパニーを中国本土において設立し、同社が運用サービスを提供いたします。
このたび設立するファンドでは、主に中国において急速に成長している科学技術分野や環境関連分野を中心とした業界を対象としているほか、起業間もない企業を含め、清華大学および他の大学発ベンチャー企業なども対象とし、今後高い発展が見込まれる中国の経済成長を最大限享受することを目的といたします。
当社は、今後も中国やインド、ベトナムなど引き続き高い成長率が見込まれる諸国において、資本関係を含めた投資分野での連携を一層強化し、さらなるグローバル投資の推進を図ってまいります。
(ご参考)
【Tsinghua Holdings Co., Ltd.(清華ホールディングス)の概要】
清華ホールディングスは、清華大学が100%保有する機関で、2003年の再編により31億RMB(約3.9億米ドル)で設立されたアセットマネジメントカンパニーであり、同大学における技術移転やアセットマネジメント、国際的な業務提携などを担う組織として位置付けられています。また、98社(32社は主要株主でその内5社が上場、66社は少数株主でその内4社が上場)への投資実績があり、いずれの投資先も主にIT分野やエネルギー・環境分野、科学技術等の分野に特化しています。
なお、中国でも著名な最高学府の一つである清華大学は、1911年の創立以来、高等人材の養成・科学研究の重要拠点として科学技術の進歩に貢献しています。
以上