プラメド、「ジェネリック医薬品に関する処方実態調査」結果を発表
「高血圧症」の患者にジェネリック医薬品を処方する医師の割合は、66.6%。同様に「高脂血症」では63.6%、「糖尿病」では52.7%と、生活習慣病においてジェネリック医薬品を処方する医師は過半数を超えている。
処方理由は「患者の薬剤費負担を軽くするため」、「患者からジェネリック医薬品を指定されるから」、「先発品に比べ品質に差がないから」、「自施設の処方箋は『後発品への変更可』が標準だから」が主な理由となっている。
(プラメドが実施した「ジェネリック医薬品に関する処方実態調査」結果より)
医師向け調査会社の株式会社プラメドは、生活習慣病を含む慢性疾患領域の患者を診療する医師を対象に「ジェネリック医薬品に関する処方実態調査」を実施しました。調査結果がまとまりましたので公表いたします。
■調査概要
1.調査タイトル
ジェネリック医薬品に関する処方実態調査
2.調査目的
生活習慣病を含む慢性疾患領域における、医師のジェネリック医薬品の処方実態を把握する。
対象となる疾患は、高血圧症、高脂血症、糖尿病、偏頭痛、喘息、アレルギー性鼻炎(花粉症)、アレルギー性皮膚炎、うつ・うつ症状の8疾患領域。
3.調査対象
上記慢性疾患の患者を診療する内科医、皮膚科医、耳鼻咽喉科医
4.調査方法
インターネット調査
5.調査期間
2006年11月6日(月)~11月13日(月)
6.有効回答数
646人
■調査結果の概略
● 今回の調査対象領域のうち、ジェネリック医薬品を処方する医師の割合が最も高かったのは「高血圧症」で66.6%。一方、最も低かったのは「偏頭痛」の30.6%と、領域間で幅があった。(次ページ、図1参照)
● 「高血圧症」以外の生活習慣病である「高脂血症」(63.6%)、「糖尿病」(52.7%)についても、ジェネリック医薬品を処方する医師の割合が高い。
● アレルギー疾患(「アレルギー性鼻炎(花粉症)」、「アレルギー性皮膚炎」、「喘息」)も、ジェネリック医薬品を処方する医師の割合は、約5割を占める。
● ジェネリック医薬品の処方割合の高い(7~10割の)医師における処方理由が「自施設の処方箋は『後発品への変更可』が標準だから」であるのに対し、ジェネリック品処方割合が低い(1~2割の)医師の処方理由は「患者からジェネリック品を指定されるから」である。(次ページ、図2参照)
※(図1)(図2)は関連資料を参照してください。
※ 調査結果の詳細は、弊社HPをご覧ください。
http://www.plamed.co.jp/activity/research/r060017/
【 株式会社プラメド 】 http://www.plamed.co.jp/
株式会社プラメド(本社:京都府京都市、代表取締役 平憲二)は、2005年4月に医師が起業したベンチャー企業です。医師に対して高いセキュリティと操作性を有するWebコミュニケーションツールを提供するとともに、調査に協力いただける医師をネットワーク化し、医師を対象とするインターネット調査を実施しています。「医療現場からの出発」を掛け声に、より良い医療環境づくりのためのお手伝いをしていきます。
以上