不動産経済研究所、11月の近畿圏マンション市場動向を発表
≪近畿圏のマンション市場動向≫
-2006年11月度- 2006.12.14
◎発売18.8%減の2,430戸。前年同月比5ヶ月連続して減少。
◎平均価格は8.4%アップ。4ヶ月ぶりに3,500万円台。
(1)11月の発売は2,430戸、前年同月(2,994戸)比18.8%減、前月(3,108戸)比21.8%減。
(2)契約率73.5%、前年同月比1.6ポイントのダウン、前月比3.9ポイントのアップ。
(3)1戸当り価格は3,551万円、1m2当り単価は45.9万円。
前年同月比で戸当り価格は276万円(8.4%)のアップ、m2単価は1.8万円(4.1%)のアップ。
前年同月比で戸当り価格は2ヶ月ぶりにアップ、m2単価は2ヶ月連続アップ。
(4)販売在庫数は4,045戸、前月末比19戸の減少(’06年10月末4,064戸、’05年11月末3,894戸)。
(5)即日完売物件(26物件、758戸)
1)The Tower Osaka2期2次(大阪市50戸4,023万円62.8万円平均1.2倍最高3倍)
2)タイムズ・ピース・スクエア2期3・4次(大阪市58戸3,234万円 41.8 万円 平均1 倍 最高1倍)
3)プラウド江坂4期(吹田市30戸4,010万円52.7万円平均1倍最高3倍)
4)サンマークスだいにち(ジアスタワーレジデンス)1期3次(守口市39戸3,278万円42.4万円先着順)
5)エスリード太秦三条天神川2期(京都市81戸3,271万円41.7万円先着順)
(6)マンション市況の特徴
都心集中から郊外へ販売エリアの拡大。
価格上昇から販売の先送り。
在庫の増加傾向顕著に。
☆近畿圏のマンション市場動向(2006年11月度)
(調査対象地域=大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)
1.11月の新規発売戸数は2,430戸である。対前年同月(2,994戸)比564戸、18.8%減、対前月(3,108戸)比678戸、21.8%減である。
1.11月の地域別発売戸数は大阪市部687戸(全体比28.3%)、大阪府下777戸(同32.0%)、神戸市部195戸(同8.0%)、兵庫県下386戸(同15.9%)、
京都市部108戸(同4.4%)、京都府下15戸(同0.6%)、奈良県87戸(同3.6%)、滋賀県125戸(同5.1%)、和歌山県50戸(同2.1%)。
1.新規発売戸数に対する契約戸数は1,785戸で、月間契約率は73.5%。前月の69.6%に比べて3.9ポイントのアップ、前年同月の75.1%に比べて
1.6ポイントのダウンとなっている。
1.11月の地域別契約率は大阪市部88.9%、大阪府下72.1%、神戸市部49.7%、兵庫県下75.9%、京都市部95.4%、京都府下26.7%、奈良県25.3%、
滋賀県66.4%、和歌山県24.0%。
1.11月の1戸当り平均価格、1m2当り単価は、3,551万円、45.9万円である。前年同月に比べ戸当たり価格は2ヶ月ぶりにアップ、m2単価は2ヶ月連続アップ。
2006年10月は3,207万円、46.2万円であったので、前月比総額では344万円(10.7%)のアップ、m2単価は0.3万円(0.6%)のダウン。
2005年11月は3,275万円、44.1万円であったので、前年同月比総額では276万円(8.4%)のアップ、m2単価は1.8万円(4.1%)のアップ。
1.11月の地域別平均価格、1m2当りの分譲単価は以下のとおり。
大阪市部3,836万円、51.3万円、大阪府下3,375万円、44.2万円、神戸市部3,678万円、42.8万円、兵庫県下3,821万円、47.7万円、京都市部3,791万円、47.6万円、京都府下2,648万円、35.7万円、奈良県2,701万円、35.2万円、滋賀県2,815万円、36.0万円、和歌山県2,851万円、40.0万円。
1.即日完売は758戸(全体の31.2%)、公庫融資付き戸数は1,199戸(同49.3%)であった。
1.10月末現在の継続販売在庫数は4,045戸で、2006年10月末現在の4,064戸に比べて19戸の減少。
1.なお、2006年12月の発売戸数は3,000戸程度の見込みである('05年12月3,883戸、'04年12月2,568戸、'03年12月2,464戸、'02年12月1,960戸)。