十条電子、社員IDカード「Dual HardKey」を発売
入退室からデータセキュリティ(PKI)がこの1本で可能
「Dual HardKey」(デュアルハードキー)新発売
PC&データセキュリティメーカーの十条電子株式会社(本社:埼玉県川口市、代表:竹林 春海)は、パソコンに直接接続でき、ドアにかざせば開けられる、新しいタイプの社員IDカード、「Dual HardKey」(デュアルハードキー)を発売すると発表した。Dual HardKey厚さ6.5mmと薄型ながらUSBコネクタを持ち、パソコンのUSBポートやUSBハブに直接挿してパソコンの立上げパスワードを不要にしたり、ドライブ全体を暗号化したり、Winnyなどでの情報流出を防いだりできる。またPKIの機能も持っており、電子署名した書類作成やメール送信などができる。
従来から、非接触カードなどで同様の機能が提供されてきたが、専用のICカードリーダ・ライタ装置が必要であり、常時比較的強い電波を出しつづけるなど環境上の問題、またやり取りできる情報量が少なすぎて、十分なセキュリティ強度が保てない、などの問題点があった。「Dual HardKey」はUSBと非接触の2通りの入出力を持つことで、この問題を解決した。
●「Dual HardKey」の特徴
1)非接触とUSBの二通りのインターフェースを持つICカード内臓。二通りのインターフェースが同一のセキュリティ情報を共有できる。
2)「Dual HardKey」は国際規格に準拠したRF-IDの機能も持っており、これによって本人認証をした上で、セキュリティドアやゲート、またはオフィス家具などを操作できる。
3)非接触インターフェースは、国際規格のISO14443-TypeAを採用。全世界でもっとも多く使われている非接触ICカードインターフェイスを持つ。
4)PKI証明書を格納でき、多くのアプリケーションが同時に使用できる。
5)薄型で軽量。厚さ6.5mm、重さ12gと軽量なため、ストラップで常時携帯に便利。
6)PCのUSBポートにさせば、定評あるデスクトップセキュリティシステム:HardKey3の個人認証キーとして使える。
● 運用面重視の複合型オフィスセキュリティに最適
「Dual HardKey」を使えば、正しいルートから入室した人のみがパソコンを使える。また、パソコンをシャットダウンしDual HardKeyを抜かなければ退室できない。さらに、責任者のパソコンの使用中しかセキュリティオフィス家具が開かない、などの統合的なオフィスセキュリティシステムの構築が可能となる。
また十条電子(株)では、「Dual HardKey」への社名印刷、各社員の顔印刷とIDの設定など、ID発行サービスも請負う。
「Dual HardKey」のハードウエア価格は10台未満のご注文で単価約9千円。十条電子(株)では、この「Dual HardKey」を大手企業、中堅中小企業などに広く販売する方針で、今後一年間で3万台、約2億4千万円の売上げを見込む。
●名称 : 十条電子株式会社
●代表者 : 代表取締役社長 竹林春海
●所在地 : 【本社】〒333-0857 埼玉県川口市小谷場1121
●ホームページ : http://www.jujo-e.com/