日立、H-25ガスタービンをインドに初めて納入
インドで初めてH-25ガスタービンを受注
日立製作所 電力グループ(グループ長&CEO:丸 彰/以下、日立)は、このたび、インドの大手エンジニアリング会社であるL&T社(Larsen & Toubro Limited)より、H-25ガスタービン5台を受注しました。これは、インドの大手国営石油会社であるIOCL社(Indian Oil Corporation Limited)のPanipat石油精製所に電力と蒸気を供給するコージェネレーションプラント一式をL&T社がEPC契約*1で受注し、日立がガスタービン部分を納入するものです。今回の受注で、日立はH-25ガスタービンをインドに初めて納入すると同時に、H-15/H-25ガスタービンの受注台数が累計100台を突破することとなります。
インドでは、近年の著しい経済成長に伴い、電力消費量が大きく伸長しています。こうした中で、電力業界だけでなく石油化学を主とした一般産業界でも、エネルギーの有効活用について積極的な投資活動が行われており、コージェネレーションを含む自家発電用プラントの建設が多数計画されています。今回は、H-15/H-25ガスタービンの高い信頼性と優れたメンテナンス性、高効率、多種燃料対応などの強みと、1987年に初号機を受注以来、国内24台、海外72台*2を受注している実績が総合的に高く評価され、受注が決定しました。
今回のコージェネレーションプラントは、ガスタービン5台、排熱回収ボイラ5台、蒸気タービン3台などで構成され、IOCL社のPanipat石油精製所に合計で227MWの電力と800t/h以上の蒸気を供給します。プラント全体の完成は2009年7月を予定しており、日立は2007年12月に1台目のH-25ガスタービンを納入し、以降、1ヶ月に1台ずつ、合計5台を納入します。
日立は、今後もインドを含め電力需要が急成長しているアジア市場において、H-15/H-25ガスタービンの受注拡大を積極的に推進していきます。
*1 EPC契約:Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設)を含む、プロジェクトの建設工事請負契約を指す。
*2 今回の受注を含まない数値。
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